Going Under | ナノ
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【侵食】

 ※暗転の続き

 静かな聖なる夜。雪の舞い散る街の片隅で果たされた願い。
 今まで同じ気持ちでいた2人はコインのように表と裏ですれ違っていた。不器用な男は漸くその隙間を優しい体温で埋めることが出来た。それは今までにない程、心から満たされた最後の誕生日前の夜。きっとあの日、自分が生まれたのはこんなにも寒い冬の日。母が一生をかけて自分を愛し産んでくれたこの日を感謝せずには居られない。男にとって一生忘れられない思い出となった。
 翌朝、男は心も身体も満たされた気持ちで目を覚ますのだった。
 精根尽きるまで愛しい女を抱き尽くしたその表情は晴れやかで、普段恐れられている死んだような三白眼の鋭い目付きやクマはなりを潜めその表情は晴れやかで普段よりも穏やかに、柔らかく見える。
 そして、自分の隣で昨夜の行為の激しさに気を失うように、枕に突っ伏したまますやすや眠る海を見た。化粧を落とせば子供みたいにあどけない寝顔。そして、何も身にまとわない色白なその首には昨夜、自分が贈ったゴールドのシンプルなネックレスが輝き、男は漸く本当の意味で心も身体も海と結ばれたのだと、胸の奥がじんわり温かくなるのを感じた。
 無駄な毛のない手入れの行き届いた綺麗なむき出しの背中に触れて、口付けて、そして優しくその髪を撫でてやる。すると、海は冷たい男の手に驚き小さな声で身じろぎ、そっとくるりとうつ伏せからリヴァイを向くように横向きになると、大きな瞳がぱちりと開き、男と視線が交わった。
「……おはよう」
「……ん……あ、おはようございます。リヴァイ……」
 とろんと。気だるい空気を纏い囁くような男の声はこんなにも甘く優しかっただろうか。昨夜の余韻に少し気まずそうに、まだ海の優しい色素の瞳は昨夜の行為の激しさを物語るかのようにまだ微かに潤んでいて。
 そしてお互い何も身にまとわない姿。海はその事にも気付かずに普通に起きあがり、そして自分が裸だと気が付くと、一心に注がれる彼の目線に恥ずかしくなり真っ赤な顔で慌ててベッドに伏せてしまった。
「ひっ、あ、あの……っ」
「海」
 今更恥じらうも何もあったもんじゃないが。しかし、昨夜の余韻と朝の生理現象も手伝い海の何処かあどけないのに儚いその姿にすら欲情し、男のまだ燻っていた情欲に火を灯す。その朧気な瞳を見つめるだけだ。
 昨夜、海の甘い声が悲鳴に変わるほど泣いて気を失うまで行為に不慣れな海が痛みよりも心地良さを覚えるまで抱いたのに。まだ飽くなきこの欲求は消えない。
「えっ……んん、リヴァイ……どうしたんですか?」
「悪い」
 海が悪いのか、それとも、いい歳した。もはや四十手前がまさか思春期の男子のように朝の生理現象でそのまま行為にもつれ込むなど。
「痛むか?」
「い、いえ……ただ、何だか違和感が」
 久方ぶりに男を受け入れた海のそこは痛まないか、昨夜はいくら喜びに振るえていたとはいえ、些かやりすぎたから。
 もしかしたら自分はただ欲望に餓えているケダモノなのか。
 下半身の熱が静まらない。海が足りない。あんなに求めても、馬鹿みたいにまた海を求めてしまう。
「海」
「えっ!?リヴァイ!?あ、無、無理です、昨日だって……その、も、もう、ダメですっ」
「そうだな。俺も……もう無理だ」
「え?」
「ずっと欲しかった女を前にして、今更抑える事なんか俺は出来ねぇ。わかったな」
 不安そうに首を傾げる海に小さく謝罪をし、男はまだ起きたばかりで昨夜の余韻に足腰も立たない海の腕を乱暴に引くと海から戸惑いと朝日が爛々と射し込む一室に晒され、小さな悲鳴があがった。
「リヴァイ!?えっ、あのっ、待ってください……!こんな、明るいところで……!」
「ああ、悪くねぇ。お前がよく見える」
「やっ、ダメっ!これ以上は……!」
「ずっと……お前を、こうしたかった。お前をやっと抱けるのによ、……それを止めろとは無理な相談だ、いいな」
「よ、良くないです……!あ、待って、あっ、んっ」
 男は上から下まで舐めるように海のありのままの姿を眺めると、それは満足したように自分の元に引き寄せ、昨夜の余韻を残すベッドへと彼女を組み敷いた。
「勝手に、納得して……っ、あっ、いやっ、見ないで……はずかし、あっ」
 戸惑いながらも可哀想なくらい真っ赤な顔をして、組み敷かれた小さな身体。柔らかな胸が弾むように揺れて、悲鳴をあげたその海の身体を、拝むようにリヴァイはそのまま若い海の身体を堪能するのだった。
「見ろ、まだ昨日の余韻が残ってるな」
「あっ、んんっ、はあっ、んッ、んんっ」
「どうしても奥のは時間差で朝に出て来ちまうからな……出したら、また、出さねぇとな」
 昨晩の夜とはまた違う雰囲気の中で彼にありのままの姿を晒す自分の恥ずかしさに止まらないのに彼に離すもんかと再びベッドに引きずり込まれてしまう。
 昨晩の余韻が残るからまずはせっかくのお風呂でゆっくり浸かりたいと思っていたのに。
 朝の光が射し込むホテルの最上階の高級スイートルームで彼に幾度も求められること。
 彼から逃れられるわけがない、だけど、止まらない。
 抵抗など簡単にあしらわれてしまい、海の思考の片隅、次第に意識が霞みがかったように浮いて。さらけ出した胸の膨らみをそのまま彼の無骨な手のひらが包み、やわやわと揉みながら既に隆起している淡い先端に唇を寄せられ、海は身じろいだ。
「ぅ、あん、っ」
「お前を見ただけで、もうこうなっちまう……」
 やわやわと、彼の手の中で好き勝手に変えられるその手の感触に海は我慢できずに声を発して甘く身じろいだ。
 あの夏、彼に触れられた身体は季節を跨いでも決して忘れることが出来なかった。
 今までそれなりの性交渉の経験はあったが、どれもちぐはぐで不慣れなもので、正直友人から聞くような、めくるめくような快楽を体験することは永遠に無いのだと、自分は不感症なのだと、そう思っていた。
 しかし、出向先で出会った都会の洗練された男の暴力にも似た徹底的な百戦錬磨のテクニックに自分はすぐに囚われた。
 じわじわと溢れる年上の彼の持つ爬虫類のように艶やかでどこか危険なその色気にあてられて。恥ずかしくてたまらなかったのに今は彼に見つめられればたちまち自分は何も考えられなくなってしまうのだ。
 そして自分は彼に遊ばれたのだと、勝手な妄想や噂話からの勘違いにより、食欲を増進させる薬の副作用もひっくるめて以前よりも丸みを帯びた体躯、揺れる柔らかい海のむき出しの胸が、彼に触れろとその先端の淡い色の突起が、そう主張する。
 気の済むままに、リヴァイの手により揉みしだかれ、そうしている間にも両方の太腿を抱えられ、決して無理やりではない、ごく自然な流れでそっと割り開かれた海の足の間からは昨晩の余韻と共に、彼の吐き出した熱と混ざり合い、両胸の刺激だけで彼の意のままに塗り変えられた身体はしとどに濡れて、見るからに柔らかそうな桃色の臀部にまで伝っていた。
 本来なら、いつものように、指だと痛がる彼女の為に痛みを感じぬように同じ粘膜でそのまま口と舌で気の済むまで無駄な毛の無い手入れの行き届いた見るからに清潔な香りのするそこを愛してやろうとは思うのだが、今は自分が吐き出した青臭い匂いに顔をしかめる。
 勢いに任せでいくら彼女が経口避妊薬を服用しているからと言ってもそのまま致したのは大人として最低なことだ。
 あのガタイのいい彼女の父親が聞いたらきっとそのまま失神してしまうくらいの衝撃を与える事になる。
 リヴァイは既に朝の生理現象で臨戦態勢の愚息を彼女のぬかるみへ押し当てた。
「あ、っ、……待って、んんっ、やっ、あっ、んん、」
「もう、お前は俺の女になった時点で……俺に繋がれた、その覚悟を決めろ。悪ぃがもうこの先手加減出来そうにねぇ」
「っ、それは…あっ、だめっ、」
「挿入(い)れるぞ」
 小さな水音を立てて、熱を帯び侵入してくる熱に思わず力が入ってしまう。彼に聞き直さなくても、意味なら既に理解している。
 自分はとっくに無邪気さなど一瞬に駆け抜け、十代や二十代そこそこの年齢ではないのだから。
 彼を好きでたまらなくて。そして、彼も自分を好きでいてくれた。そう、それなら、もう彼を拒む理由は自分には何一つないのだ。
 あの夏のわだかまりがやんわりと、融解していくようだ。
 もっと「早く」、今すぐこの身体に彼の手で触れて欲しいと思うし、頑なに閉ざした本心を上回る理性さえも彼の前では無に等しくなると。
 爛々と輝く冬の陰鬱とした空から射しこむまだ傾いている太陽光が最上階のガラス張りの部屋に注ぎ込む。
 こんな明るい光の元で抱き合うことへの躊躇いにまだ理性が捨てきれない。しかし、このまま触られればもう止まらない。
 触れて欲しい。だけど、恥ずかしいから触らないで欲しいという相反する気持ちが鬩ぎ合いながらも開かれた足の間にリヴァイの硬い体が割り込んで、腹部に彼の筋肉の重みがのしかかる。
 あの時、空港で別れて以来もう二度と彼とこうして抱き合う事は無い。そう思って居た筈、だったのに。
 それ以降、もう彼と繋がることは無い、と、そう思っていたのに。
 これはまだ夢の続きで、目が覚めていないだけで、自分は今もまだ彼にこがれてこんな恥ずかしい夢にうなされているんじゃないか、そう思った。
 だけど、違う。
 好き勝手に、だけど強引さはない、確実に自分を暴こうとするその手つきにそこは期待でしとどに溢れていた。
 期待に震える両膝をやんわり抱え、親指で昨晩愛し合った余韻で蠢く入口の上でをくりくり撫でる。
 同時に侵入してきた熱で彼に幾度も貫かれて容易に感じるその入り口の上のざらついた部分をノックされ、激しく愛撫され、高まる快感に全身がわななき、ネイルを塗られた海のつま先が伸びた。
「ぅっ、あぁん、あ、リヴァイ、あっ、リ、っ、や、あっ、んんっ〜〜〜ッッッ!」
 当たり前のように。昨晩の余韻が残る胎内を、朝から彼に組み敷かれ逞しい腕が自分の小さな身体に覆いかぶさってそして一気に押し入ってくる。
 その熱に海は身もだえた。
「ひ、あっ、あん、っ、ん、ふ、あ、ん〜〜〜ッッ」
 快楽の逃げ場が見つけられない。苦し気に顔を歪める海の眉が八の字に下がり、口元からはあえやかな声が響く。
「海、」
「んぅ、っ、あっ、やっ、も、あっ、」
 彼女の行為特有の掠れた甘い声がリヴァイは堪らなく好きだった。その甘い声が忘れられず、彼女によく似た女優の映像で欲を散らそうとしても、脳内は海の声を探していた。
「あ、ぁ、ああ! ン゛ン〜〜ッッッ」
「海、ケツを伝ってシーツに垂れてる。濡らしすぎじゃねぇか」
「はっ、あっ、んっ」
「見ろよ。こんな風に」
「はっ、あっ、っ、んっ、あ、んぅ」
「ただ、挿入(い)れただけだが」
 ちゅ、ちゅ、と、幾度も彼の唇が触れて、そして降り注ぐキス。ニュルリと入り込んできた彼の薄い冷たい唇、絡み合う舌、そして溢れる愛液を掬う様にその手でヌルヌルと繋がり合う突起を責められ、彼の胸板に自分の胸が沈んで。
 トロトロと、指先から溢れる「それ」は紛れもなく海が彼に朝から抱き潰されて感じている何よりの証。
 ヌルヌルとした粘液の感触、何とも言えない、独特の愛液の味は不快感を抱くのに、自分の下肢から分泌されているそれは紛れもなく今目の前で自分を組み敷く彼が分泌させている。彼は潔癖で他人に触れられるのも嫌がるのかと思っていたのに。
「海。きついな、締めんじゃねぇよ、ゆっくり息して力抜け」
「あ、んぅ、っ、リヴァイ、っ…っ、んっくるし、っ」
「慣らさなくても良さそうかもしれねぇが、痛くねぇようにな」
「あうううっ、んんん〜〜〜!!」
 そのまま、ずぷん、と大きな音と共に押し入ってきた質量に息を詰まらせながら海は浮かされた熱に侵食される頑なな理性さえも既に失われつつあった。
 彼に出会うまで、性行為は正直好きではない。むしろ、嫌いだった。痛くてたまらないし、濡れても中まで濡れてなくて挿入時は擦れるような痛みが止まらなかった。
 男が無我夢中で自分の上で腰を振るのをぼんやり眺めていた。気持ちがいい。と、感じたことは今まで無く、ただ、男の求めるがままに自分は受け入れた。それだけである。
 だが、今はどうだろう。不快感とじくじくとした、焼け付くような、膣口を太くて硬くそそり立つ大きなモノで拡張される痛みだけ。
 これまで嫌悪し、遠ざけてきた行為で初めて彼を受け入れた時も、正直感じたのは前戯まで。痛みの方が勝っていて、しかし、あんなに痛くてたまらなかった熱が、今は。
「は、……あっ!、んっ、ンン〜ッ!!!!」
「キツい、か、」
「あっ……んっ、ん、その、っ、く、胸が……いっぱいなの……っ、嬉し、くて……あっ、リヴァイが、私の、あっ、中に」
「あぁ、良さそうだ……」
「はぁ、っ、ああっ」
「ぐっ、オイ、てめぇはそんなに締め付けて、喰いちぎるのか、はぁ……動くぞ、もう我慢ならねぇ」
 慣れた頃に彼と離れた。彼の言葉を否定し、そして、無理やり遠ざけた。自分が傷つきたくない、それ以上に彼も同じように自分の態度の急変に自分がいなくなってからも十分に眠れなくなり、仕事も上の空で、悩んでいたのに。
「んっ、あっ、んっ〜っ、」
 質量のある彼自身の侵入に一度閉ざされ、そして拡げられたばかりのその部分に微かに痛みを覚えたが、リヴァイは無理やり動いて海のまだ不慣れな内部を激しく指や自身の猛ぶった熱で掻き乱したりはしなかった。
 しかし、彼の太い部分が掠めた時に微かにピリッとした引き攣るような鈍い痛みが生じる。避妊具越しではない彼の生の熱、当時の初めての恋人に訳も分からないまま組み敷かれて、初めてを捧げた時の叫び出したくなるような破瓜の痛み、いつか経験するお産の痛みに比べれば、こんなことで痛がっていては。
 それに比べればまだ耐えられる痛み。だが、それよりも下腹部の何とも言い難い圧迫感に腹の裏までみっちり埋まる彼の熱。
 比較したことは無いが、彼の熱は海の胎内の許容範囲を超えている。鈍痛がした。
「悪いな、長くはもたねぇ、動くぞ」
「っ、んっ、あっ」
 正常な体位から、見上げれば快楽ですっかり目がとろんとろんに蕩けた海の腰を引き、そしてずるるる……と熱が引き抜かれた。
 そしてまたズン、と。幾度も幾度もそれは繰り返され、だんだん律動が早さを増して、海を揺さぶった。
「ッ、んあっ、はあっ、んあ、ん〜〜!! うんん、ん、ぅ……あ、やぁ……ッ、だめっ! だめえええ〜ぇっ」
 彼の平均男性よりも小柄な体躯の割に筋肉を纏った重量のある、逞しい肉体が覆いかぶさり海は彼から逃げられない、切り落とされた今は短い色素の柔らかな髪をシーツの波に委ね、彼を昨日受け入れた余韻が残るそこは潤いを増してスムーズな、抽挿を可能にして。
 透明だった海の愛液は濁りながら彼を奥まで優しく導いた。
「我慢するな、もっと聞かせてくれよ……」
「んぁ、あぁ、あ〜っ、そんな、奥までっ、んっ」
「お前の声が聞きてぇ……な、ぁっ」
 リヴァイは海の上に跨りながら、仰け反り背もたれの枕の上で快楽に溺れる海の突き出した柔らかな双丘の色づいた先端へ口づけ舌で転がしながら、繋がり合う部分がわざと敏感な下肢の突起に触れるように動かせば、海は泣きながら彼から贈られる愛撫を享受して果てた。
「ひ、あ、あぁっ、リヴァイ、だめ、だめだめ、いまっ、あっ、ああっ、きちゃうっ、んああ〜あっ!」
「お前の好きなところ、突いてやる、今まで、お前を傷つけた分、誰よりも、イかせてやるから」
「俺を受け入れてくれ」懇願するような彼の鋭い双眼に余すことなく注がれる目線だけで自分は限界だと言うのに……。
「あっ、っ、あっ、はっ、リヴァイ、あ、わ、たし、んんッ、イ、くっ、イくうぅっ……んんん〜〜〜〜ッ!」
 高級なベッドが二人分の体重でギッシギシと激しく軋む。激しさを増す彼の律動に蕩けてゆく思考の中、海は今度は朝焼けの光の中でブルンブルンと両胸を揺らし、結合部をみえるような角度で自らリヴァイの割れた腹の上に跨り、下生えに手を着き、前後に腰を振り続けた。
「いい眺めだな、」
「んッ、あっ、はっ、んん〜!!!」
 不慣れな体位で前後に律動するその度に海の裸の胸に彼から贈られた高級ブランドのネックレスがキラキラと揺れる。
 真下からの抱き合う様な律動、彼の顔に柔らかな胸の谷間を押し付けながら、休み休みの律動に痺れを切らしたリヴァイに下から貫かれながら海は何度も何度も果て、結局シーツがダメになるまで、彼と離れていた空白を身体と心を通わせ、埋め合う。
「やっ、またイッちゃうっあう、ふ、んふ、あはあっ、あっ、ああっんっーー!やあぁっ」
「海……好きだ、あっ、好きだ……っ、出すからな、ナカに……」
「あああ〜〜〜!!!」
 もうあの夜の出来事は幻じゃない、彼から贈られる彼らしくない、甘い言葉。だけど、それは紛れも無く彼の本心から紡がれた言葉だ。ビクビクと震えながら、自分への愛を叫び、そして果てた彼の逞しい背中を掻き抱く。
 全身、彼の欲に塗れながら果てた海に、リヴァイは甘い余韻を受け、これ以上にない至福に溺れた。

 Fin.
 2020.08.16
 2021.01.08加筆修正
【侵食】

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