THE LAST BALLAD | ナノ
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#05 ETERNITY

 翌年の847年、訓練兵団に志願したエレン、ミカサ、アルミンの三人は馬車に乗り込み極寒の地でひもじい不自由な生活を強いられた開拓地を後にした。
 ウォールマリア奪還作戦失敗後の多くの市民の犠牲により開拓地は身寄りのない子供と後先短い年寄りしか残らず、それにもかかわらず労働力は求められ過酷な作業ばかりを強いる憲兵団が偉そうに幅を利かしており、余計に憲兵団や政府への恨みを強いものとしていた。
 馬車で訓練場に向かう三人の顔つきはこの一年でまた成長し立派に見えて、ウミはこのままどんどん3人は立派に成長して自分の手を離れていくのだと寂しさも覚えた。
 そしてかつての自分がそうであったかのように間違いなく彼らは自分と同じ道を進むのだろう。親の心配も考えずに。三年間の厳しい訓練を経て目指すは壁外の領域に飛びみこむ自由の翼、調査兵団への道。しかし、今は出発地点だった最前線のシガンシナ区に向かう前に巨人に支配された広大なウォールマリアを抜けてシガンシナ区にたどり着かなければならず、その距離は遠く、そこにたどり着くまでに多くの犠牲や物資を覚悟しなければならないだろう。よって本当の壁外には行けていないはずだと酌んでいた。

 今の調査兵団の活動は壁外の領域に挑むのではなく今はウォールマリア奪還のために必要なシガンシナ区へ向かえるようにするために補給物資を設置しながら拠点をあちこちに設定しているのかもしれない。調査兵団の内部事情は今はわからないが長年調査兵団に身を置いてきた、おそらくそんな気がした。いくら三人が心配だとしても今更調査兵団に戻るつもりは毛頭ないがまだ幼いと思っていた幼馴染の三人が勇敢にも訓練兵団を目指すこと、調査兵団を志すよりその前の段階で通過しなければならない訓練兵の厳しさも見てきたからこそ心配でたまらず、なんとか素性を隠して訓練兵団の内部に潜り込めないだろうか……。あわよくば自分が何かできることを。そして思いがけぬ行動にウミは出るのだった。

「貴様は何者だ!?」

 自分が何者なのか。誰しもがそう、思うだろう。何のために生まれ、そして何のために生き、何のために巨人に食われて死ぬのか。実際に問われると戸惑いすら覚えるだろう。しかし、アルミンは大きな声で与えられた名を叫んだ。

「シガンシナ区出身! アルミン・アルレルトです!!」
「そうか! バカみてぇな名前だな!! 親がつけたのか!?」
「祖父がつけてくれました!」
「アルレルト! 貴様は何しにここに来た!?」
「人類の勝利の役に立つためです!」
「それは素晴らしいな! 貴様は巨人の餌にでもなってもらおう。三列目、後ろを向け!」

 早速立派な兵となるための洗礼を受けることになったアルミン。怯えながらも凛々しく声高らかに拳を心臓に当てて立派に名を告げるのだった。そしてそれを遠巻きに眺めるウミの眼差しがあった。
 ウォールローゼの南に位置する訓練所に配属になったエレンたちの後を追いかけるようにウミは仕事を辞め、訓練兵団の食事や身の回りの生活を整える訓練所の職員となっていた。これなら怪しまれずに3人の成長も見守れるし、普段、頭には頭巾をかぶり口元は布で隠していた。部屋もあるし、食事も与えられ自分も食いっぱぐれずに済む。まして、トロスト区から離れてしまえば調査兵団の面々に会うこともないと、思っていたのに。
 そして、ウミは思わぬ再会を果たす。

「(間違いない……ど、うしてこんなところに? ああああ!!! あの坊主の男の子敬礼が逆!!)」

 口元を隠すかのようにウミは慌てて布をもっと目の付近まで押し上げた。小柄な坊主頭の少年の頭をつかみ上げているのは。かつて自分の在籍していた調査兵団の泣く子も黙る12代調査兵団団長キース・シャーディス。
 風貌は変わっても上背のある背丈、そして声、間違えるはずがない。しかし、何故団長まで上り詰めた経験豊富な男がこんなところで教官などを務めているのか…しかも経験も強さも関係なく何かと犠牲の多い調査兵団で生きて団長が変わるなど、前代未聞だ。
 ならば新しい団長は誰なのか、開拓地にいたせいで最近の情報まで疎くなってしまっている。

「ちょっと! お嬢ちゃん! ボケっと訓練兵見つめてないでさっさとスープに使う芋でもふかしてちょうだい!」
「あっ、はい!」
「あんたまだ若いんだからバリバリ動いてもらうからね!」

 いくら奪還作戦により人口が減って食い扶持が減ったとしても食糧は限られている。しかし、兵団を志す若者たちには栄養のある食事をという政府のお達しなのか。確かに開拓地でせっせと畑を耕し粗末な食事をするより個々の食事の肉はなくとも、なかなか栄養やバランスの取れたメニューが多かった。
 今は蒸かした芋を鍋から取り出しながら窓から見える訓練兵団の通過儀礼と呼ばれる恐ろしい恫喝を眺めているとちょうどアルミンが洗礼を受けていた。果たしていじめられっこで非力な彼は大丈夫だろうか。ミカサはか弱くはないが一応女の子だしエレンはあの通り喧嘩っ早く毎度しょっちゅう誰かと衝突するから友達も今までなかなか出来ず、唯一アルミンやミカサしか居なかったのに。
 しかし、この期間の間に何が起きたのか……。やはり、ウォールマリア陥落の影響が大きかったのか。調査兵団で団長が現役で交代するのは史上初だろう。最後に見た彼は確か立派な髪が生えていたと思っていたが……。今、窓から見える上背のある彼の頭髪は禿げ上がっていた。壁外調査で幾多もの兵を死なせ団長としての責任を果たせなかった罪滅ぼしで兵団を退役し頭を丸刈りにしたのか、それとも。
 なぜよりによってこんなところで教官として再会してしまったのだろう。寡黙だと思っていた団長がまさか志願者たちにあんな風に喝を入れるなど、どんな心境の変化があったのかウミにはわからないし、気にはなったが今の自分は元・団長に近づくべきではないと思った。
 うっかり正体がばれてしまえばきっと黙って逃げた自分の本当の調査兵団を抜けた理由を知られてしまうから。

「あら?芋が足りないような…」

 外ではいつの間にかその蒸かした芋を貪り食う何とも命知らずなポニーテールの少女がキースに詰め寄られていた。
 ひとりひとりがああしてキースから洗礼を受けている中でキースから声がかからない者もいるようだ。エレンもミカサもあの日の地獄を見たからだろうか。しかしその中でウミは人一倍体格のいい金髪が視界に飛び込んできた。

「あの子……どこかで?」

 記憶にないはずなのに、何故か、どこかで見かけた気がしてウミは首をかしげた。人一倍体格が良くて目立つせいだろうか。何とも言えない不思議な気持ちになった。

「エレン、ミカサ、アルミン!」

 すっかり日も暮れたころ、けたたましく鳴り響く鐘を合図に食事を終えて皆がキース教官に怒られる前にそれぞれの部屋に戻る中でウミは訓練兵達が完食した料理を片付けるついでに三人に今日の一日をねぎらおうと姿を探すが見つからない。

「あの、すみません」
「なんだよ」

 近くにいた背の高く目つきのするどい馬面の男を見かけ恐る恐る話しかけると案の定おまえは誰だといわんばかりの顔つきで睨まれ、小柄なウミは少し後ずさりする。そして先ほどキースに敬礼を間違えて頭を握りつぶされてた見た目通りの単純そうな少年も一緒に振り返った。

「エレンとミカサとアルミン。あの、黒髪が綺麗な女の子、見なかったかな?」
「え、ああ。そんなら今出てったぞ」
「そう、ありがとう。あっ、お皿なら片付けるから大丈夫だよ。どうもね」
「あの3人とは知り合いなのか?」
「うん、そうね……私が3人の親代わり、みたいなものかな」
「えっ! じゃああんたも」

 そう言えば食事中にエレンが皆にシガンシナ区出身だと、あの日のことを話していた事を思い出した。ここにいるのはあの日を経験したことのない者たちのほうが多かった。皆があの日のことについて興味津々だ。ウミは静かに微笑えみを浮かべ、慈愛を込めたウミのその笑みですべてを悟ると二人は矢継ぎ早にウミに質問を投げかけた。

「あんたもあの時シガンシナ区にいたのかよ…それでこんな所で雑用なんかしてるのか?」
「親代わりってオレたちとそんな歳変わんねぇだろうが。訓練兵に志願しないで働いてるのかよ?」
「うん、後、……私そんなに若く見えるかな? もうこの年で訓練兵目指す体力ないくらいあなた達よりは年上だよ」
「えっ!?」
「あ、あんた幾つだよ!?」
「あのね、お姉さんからの忠告。年頃の女性に幾つだよ? なんて年齢のこと連想させるような質問とかはだめだよ? 少なくとも人の好意に鈍い女の子に好かれたいな……」
「おい、ジャン、そうだぞ。女性にそんなこと聞くなよ、だからモテなかったんだぞ」
「お前はうっせええんだよマルコ!!」

 ハーフではあるが東洋人特有の美しい黒髪を持つミカサのことを褒めていたジャンが見つめる眼差しの意味を知り、にこにこと笑みを浮かべながらも話しかけられたコニーとジャンはパッと見若く見えるウミの年齢を知りたがった。
 しかし、後ろから声をかけてきたそばかすの少年に止められた。マルコと呼ばれた少年は温厚そうな風貌をしている。温かみのある笑顔が印象的だった。確かこの二人は憲兵団を希望してここに来たとキースの恫喝に答えていたことを思い出した。

「エレン、ミカサ!」
「ウミ」
「初日から大変だったね、お疲れ様。明日から大丈夫そう?」
「たいしたことしてねぇよ、何とかやってみるけど、ウミこそあちこち走り回って疲れてんじゃねぇのか? 体弱いのに」
「このくらい大したことないわよ、調査兵団にいたときに比べたら全然平気」
「そりゃそうだよな」

 屈託のない笑みでそう答えるウミのいつもと変わらない笑みに安心しながらミカサは自分の姉のような存在でもあるウミに駆け寄ると先ほどエレンと交わしていたやりとりの続きをウミに願い出た。

「そうだ、ウミ、お願いがあるの」
「どうしたの?」
「明日から始まる立体機動の訓練で邪魔になるから髪を切ってほしいの」
「ええっ!? 勿体ない、せっかくの綺麗な黒髪なのに!! いいの?」
「いいの。エレンに言われたから邪魔にならないように切りたい。でも、私はどの辺りまで切るべきだと思う?」

 毎晩櫛で梳いていた長い黒髪をこれから始まる訓練の為に切りたいとミカサに頼まれ毎晩ミカサの髪を梳くのを楽しみにしていたウミは何とか思いとどめないかとミカサ本人が髪を切りたいと言っているのに無駄にごねるウミ。

「うーん……縛ったら? こんなに綺麗な髪を切るの。勿体ないよ、私は長い髪のミカサが個人的には好きだなぁ」
「いい。エレンにも切ったほうがいいって言われたから。エレンがそうしろと言うのなら、私はそれに従おう」
「そ、そう……」

 ミカサにとってエレンの言葉は絶対である。もし彼が死ぬことになればミカサは迷わず死を選ぶだろうし、ミカサにとってエレンは家族以上の感情、絶対的な存在なのだ。まるで主君に使える家来のように、ミカサのすべてで…。そういわれてしまえば自分もそうだったから、それ以上はウミも何も言えなくなってしまった、絶対の存在からそう言われればその通りにしたいと、思い人の望むままに変えたいと思う気持ちが痛いほどよよくわかるから。

「ウミもその髪を切らないでいるのは大切な人に長い髪のままでいろっていわれたからなんでしょう?」
「え、そうなのか? 大切な人って、ウミの恋人か?」
「え、えっと、それは……(ミカサ〜余計なことまでエレンに…)ま、まあ……そうね」
「そうなのかよ」
「わ、私のことはいいのっ、今はミカサのことよ」

 はぐらかそうにもカルラによく似たエレンの大きな瞳に見つめられ嘘がつけない性格のウミは戸惑いながらも否定はしない。赤く染まる頬がやけに熱く感じて陽が落ちた外の風に吹き抜けた。
 そう、この髪だけはたとえどんなに邪魔だと思っても切らずに伸ばしてきた。今も切れずにいるのはまだ思い出になどなっていないから。それともただ切らないでいるだけか。ウミはミカサの宛がわれた部屋へ行きながらかつて愛した男のことを思い出していた。あの人もミカサのような同じ黒い髪をしていた。いつもきれいに整えられていたあの綺麗な髪をなでるのがたまらなく好きでどうしようもないくらい好きで…。切なくて苦しかった。今も鮮明に思い出せる。見かけのわりに落ち着く低い声、力強い腕、彼は今どうしているのだろう。自分のことなんか忘れて幸せになっていてほしい、恨んでいるのかもしれないが、どうかそれだけを願い女子の注目を浴びながらミカサの断髪式を執り行ったのだった。

「ああ、疲れたぁ……。あのおばちゃんたち随分こき使ってくれるわね」

 ミカサの髪を無事に切り終えてウミは誰もいない修練場のだだっ広い広場をぼんやり眺めて歩いていた。空を見上げ夜風に吹かれながら自分の腰まで伸びた柔らかな髪が香りをまといふわりと揺れた。山に位置する訓練所は見上げれば星空がよく見える。あの日見上げた星空と何ひとつ変わらない夜空、深く閉ざされた地下街では星さえ見えなかったから。懐かしい、と純粋に思った。あの人のことをいやでも思い起こさせる。もう会うこともない彼の為に今も伸ばし続けているわけではないと言いながらもそれでも髪は伸び続ける、あの人と離れたのは自分が決めたことなのに、どうして今も鮮明に思い出すのだろう。
 だめだ、どんなに離れても彼のことばかり思い出してしまう、自分のすべてをかけてもいいと思えるくらい今もこんなにも焦がれ、愛しい人。

 ふと、聞こえた物音に気配に敏感なのは元兵団に所属していたのもあるのかウミは小走りで駆けていく一人の小柄な少女を見かけた。金色の綺麗な髪が星明りに照らされさらさらと靡く。
 こんな夜更けに女の子一人で。もしかして訓練に怖気づいて逃げようとしているのかもしれない。それにしてもこんな夜更けに逃げ出すのは危険だ。せめて早朝にしたほうが……ウミは静かに見つからないように小柄な自分よりも小柄で頼りない……お世辞にも訓練兵には向かなそうなその後姿を追いかけた。

「女の子がこんな夜遅くに何をしているの?」

 声をかけると慌てたように振り向き青い大きな瞳に縁どられた長いまつげがウミを捉えた。「かわいい」たまらず口にしたくなるほど美しく絵にかいたような美少女だ。どこか気品すら感じられる。ますます兵団にはもったいない。その腕には水の入った袋とパンが大切そうに抱えられていた。まるでこっそり親に内緒で飼っている犬に餌でもやるかのように。

「こんな夜遅くに変態にでも捕まったらどうするの?」
「あ、あのっ……私、ぎゃああああああああ!!」
「なっ、何!? 奇行種!?」

 美少女が口を開いたその瞬間、突如として黒い影が飛び上がり暗闇の中から大口を開けた何かが、美少女が手に持っていたパンを奪ったのだ!ウミは反射的に少女を守るかのように護身用に隠し持っていたロッドを太もものホルスターから取り出そうとした瞬間、飛んできた影は我に返り瞳を見開いた。星明りから姿を現したのは。

「こっ、これは……パァン!?」
「それだけしか無いけど取っておいたの……イヤ、でもまず先に水を飲まないと……」

 そうして美少女がこんな夜更けにどうして危険を承知でここに来たのかウミはその真意を知るのだった。
 姿を見せたのは先ほどキースの通過儀礼中に厨房から芋を盗みのんきに食べていたポニーテールの少女で。なぜこんな時に芋を食っているのかと問われ、蒸かした芋がそこにあるのになぜ食べないのかと元団長のキースに対してかみ合わない会話をしたのちに与えられた罰則でずっと今まで飲まず食わずで五時間以上それこそ死ぬ寸前までずっと今の今まで走り続けていたのだ。
 間違いなくこのポニーテールの少女は将来大物になるだろう。そんなポニーテールの少女を気遣ったのかこの天使のように愛らしい美少女はわざわざ自分の食事から抜いてまで差し入れとして持ってきたのだ…思わず後光が射すような美しさに二人は同じ表現をした。

「え!? 神様!?」
「神様ですか!?あなたが!?」
「え!?」
「神いいいいいい〜!!!!」
「し、し〜っ!!」
「オイ!? 何やってんだ?」

 神様、女神様とサシャと呼ばれていた少女が美少女に抱き着くと、背後から同じくかわいらしい女の声がした。
 こんなところを見つかりキースに報告されたら…。慌てて振り向くとそこにいたのは声のわりに中性的な風貌をしたそばかす顔のスタイルのいい少女だった。よく見ればパンを貪り食うポニーテールの少女もだし、ミカサといいウミよりもはるかに皆まだ成長期の途中なのに成長期などとっくに終えた自分なんかよりも肌ツヤもよければ背が高く発育もいい。なんとなく落ち込んだ。

「えっと、今までこの子は走りっぱなしで」
「芋女じゃない、お前、何やってんだ」
「え……私?」
「晩飯のパンを隠してる時からイラついてた。親に内緒で飼ってるペットに餌やるみてぇな……なあ……お前……「いいこと」しようとしてるだろ? それは芋女のためにやったのか? お前の得た達成感や高揚感はその労力に見合ったか?」

 つまり遠回しにこのそばかすの少女はこの美少女のした行動が偽善だとイラついたようだ。その問いかけに黙り込んでいると飢えが満たされ安心したのか一気に5時間以上走り続けてきた疲労が溢れポニーテールの少女は気を失うように眠ってしまった。

「え……寝た?」
「と、とにかくこの子を部屋に運びましょう?ね?」
「私は…私が…こうしたかったのは役に立つ人間だと思われたいから…なのかな?」
「は!? 知るかよ……とにかく芋女をベッドまで運ぶぞ」
「え!?」
「お前等じゃこいつを担ぐのはしんどいはずだ」
「えっと……あなたは何で……「いいこと」をするの?」
「こいつに貸し作って恩に着せるためだ。こいつの馬鹿さには期待できるからな」

 意味深にほくそ笑むそばかす顔の少女。美少女とは真逆に彼女のように最初から正直にそう言ってのける隠さない姿が逆にウミには好感が持てた。

 
To be continue…

2019.06.20
2021.01.03加筆修正
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