AOT原作沿い連載「BALLAD」完結しました。
ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。
数十年にわたり、長年原作沿いがメインである拙宅で初めて漫画とアニメが原作となる原作沿いとなりました「BALLAD」を無事に完結に導くことが出来、ほっとしております。
思えば、ファイナルシーズンの予告を観て簡単な設定や最後の結末だけは決め、1年ほど構想はありましたが、この結末だけ考え、ファイナルシーズン始まる前に！とやや見切り発車でスタートした頃が今はとても懐かしく思います。
とにかく始める前に決めたのは絶対にこの世界観を壊したくはない。
そしてただ夢主×兵長にスポットを当てるのではなく、他のキャラクターの心情や設定など原作の補完をしたい。
ということで夢主はエレンミカサアルミンの三人と同郷の、少し年の離れたお姉さんという設定にし、さらに104期生達とも関わる機会を増やしたらあの人やこの人とも絡ませたいなと、どんどんこれって夢小説だよな？と思うようになり、肝心の兵長が出てくるまでかなり時間がかかってしまったと思います。
当時はまだかまだかと焦らしすみませんでした。
とにかく原作が好きで…辛くも美しい世界で必死に生きようとする彼らの姿に、そしてあの世界観を壊したくない。ただそれだけの思いでここまで書き続けてきました。
作品を書くにあたり、本誌やアニメやガイドブックや外伝など全てを繰り返して世界観や歴史をまず頭に叩き込み、原作に矛盾がないか、一つ一つ確認し、慎重に進めてここまで書いてきました。
そのためにガラケーで書いていたMISSYOU(200話越え)に匹敵するくらいにとんでもないスクロール地獄笑
文字数はもう数えたくない……。といいかなり長くなってしまい、読む方には大変なご負担をお掛けすることになり、その点は配慮が至らず本当にすみません。
今後もこの物語は本誌が終わるまで自分の中で続きますが、もし最後に何かもっと掘り下げて欲しい、「BALLAD」で抱いた疑問や感想、好きなシーン、BALLADの中で読みたい番外編のエピソードなどありましたら↓下記の
BALLAD完結アンケートにて
ご意見ご感想などございましたら、お気軽に投げかけて頂ければなと思います。
そして、約二年前に以前お伺いしたアンケートの結果になります。やはりわかっておりましたが、ダントツで兵長がぶっちぎりの不動のナンバーワンでした。ただ、その次の2位争いがかなり熾烈でいて、エルヴィン、エレン、ハンジさん三つ巴の戦いかと思いきやジャンも加わり。脳内で争う姿を想像し、とても楽しめました。ありがとうございます。こちらも↓下記にて結果を掲載しております。
進撃のアンケート
機会があれば今度は進撃のアンケート、マーレ編verもやってみたいなと思っております。
言葉が拙く、行動で示す事で愛を繋ごうと必死だった不器用な二人の行く末。お互いに近くに居すぎて盲目になり見えなかったことが離れた事で逆に距離を縮め、そして、最後は一緒に海を見ることが叶いました。その為に差し出した代償はとても大きいものですが、残酷な世界に翻弄されながらも、悔いのないように生き抜いた二人はきっと最後まで笑顔であったと思います。
原作で恐らく兵長は最後には命をかけて、誓いを果たすと思うので、どうか兵長には悔いのないように最後まで強く気高く優しく生きて欲しいと願わずにはいられません。
その点も考慮し、このラストになりました。激化する戦いは続く。そんな中でも寄り添いあうように。戦いに身を投じてきた彼が唯一息をつけるようなそんな場所に。
本当に、本当に、こんなにもたくさんのご声援、そして、ここまで読んでくださり、最後まで連載を続ける事が出来ました。
支えて下さった全ての皆さん、本当にありがとうございました。
改めて私は進撃の巨人が大好きです。人の命の儚さ、だからこそこんなにも美しい。
最初に読んだのは2010年。その後エレンたちと同じように自分も不自由な生活を強いられると言うとてつもない体験をしました。したくは無い辛い体験があったからこそ書ききれたんだと思います。
本誌も終盤に差し掛かり、このタイミングで終えられて良かったです。
何度かお休みを頂いていた期間もありましたが、色んな葛藤や苦悩もありました。それを乗り越えここまで辿り着きました。
もう二度と夢小説は書かない。と、そう思って離れていた時期も過去にありましたが、そんな私にまた書きたいと思わせてくれた本当に素晴らしい「進撃の巨人」もうすぐ完結を迎えるこの作品に出会えてとても幸せでした。
最後に、私が個人的に「BALLAD」で聴いていた音楽を……。
TRUSTRICK/I wish you were here.
ben jelen/come on
lynch./BALLAD
手嶌葵/海を見つめる日
GLAY/真昼の月の静けさに
夢主と兵長やどちらからの視点でも当てはまる歌だなと個人的に思います。最後までお付き合い頂き、本当に、本当に、ありがとうございました。
SEASON.1 2019.01.09〜2019.09.06fin.
SEASON.2 2019.09.18〜2019.11.16fin.
SEASON.3 2019.12.10〜2020.05.31fin.
SEASON.4 2020.06.01〜2020.12.04END.
あとがき2020.12.25.公開
SAKUYA.
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