SHORT | ナノ
「CSネタ×TIME」
SHORTSTORY
CSネタ×TIME
2019年10月某日某ドーム
楽○側
「来たよ来たよ来たよ!ついにこの時が……悲願のCS…いよいよだね!楽しみ!」
「でも、……本当にいいの?こっちに来てること、リヴァイさんに言わなくて」
「シーっ!ダメだよヒストリア!今日ここに来てることは秘密なの!私はここにいない人なの!」
「どうして?」
「だって、リヴァイさんは絶対ソフ○バンク応援してるに決まってるもん。もし見つかったら婚約した相手の本拠地の球団応援しないのかってきっと嫌われちゃう…!」
「うーん…リヴァイさん、私たちより大人だし、そもそもあの人、野球興味あるのかな?それに、いちいちそんな事、言う人かなぁ…。すごく大事にしてるんだなって分かるし、そんな隠したりしなくても大丈夫だと思うよ?」
「ダメ!絶対だめっ!怒られちゃうから……。お父さんお仕事で来れなくなっちゃったし、ミカサも忙しいし、代わりについてきてくれてありがとうね、ヒストリア。ルールなら私が教えるところは教えるし、本当にヒストリアは私の女神様!」
「そんなことないよ。ただ、1人にするとまたなにかするし、危なっかしいから…」
「あっ!始まる!くそぅ……向こう先発に千○よこしてきやがって!デス○イネもいるし…でも○天の強力打線もあるし、きっと勝てるよね!則○頼むよ!」
「(口調までリヴァイさんになってる…!)昨日はマリ○メッセでバレー観戦、そして今日はヤフオ○ドーム…スポーツ観戦で忙しいね。」
「ね、だから今週はデートしてる暇なんてないのっ!リヴァイさん、お仕事でいつもお疲れだし、それなのに…毎週毎週会ってくれるし、飛行機代も出してくれるし……飛行機代だって馬鹿にならないし、……デート代もみんなお金出してくれるし申し訳ないもん……お財布出そうとするとお財布取り上げるのよ!だから車で行くって言ったら今煽り運転とか危ないから絶対だめだって」
「心配なんだね、いいなぁ。見た目…怖そうだけど本当に大切にしてくれてるんだね。」
「ええっ、そうかな?私、いっつも怒られてばかりだよ。お前は目を離すと危険だって私子供じゃないのに。もういい年なのに」
「あ!私、グッズ買ってきてもいい?」
「ええっ!このタイミングで!?もう!プレイボールだよ!?」
「ごめんね、混む前に済ませてくるね」
***
ソフ○バンク席側
「リヴァイの兄貴!ビール持ってきたぜ!」
「ああ、助かる」
「いよいよCS始まるな!まぁこっちが勝つだろうけどな!日本シリーズは余裕でソフ○バンク進出だな!」
「くだらねぇ……なんで俺までドームに…」
「いいじゃねぇか!どうせ暇なんだろ!?せっかくの土日なのにデート振られて可哀想な兄貴も野球観戦してスカッとしようぜ!」
「イザベル…リヴァイは野球観戦興味ないんじゃないか?」
「いいじゃねぇか!1人よりみんなで観ようぜ!」
「ビールなら飲む。まぁ気晴らしにはなるか」
「そう言えば相手チームのファンだったよな、リヴァイの未来の嫁さん」
「ああ、俺には理解出来ねぇが、マジにハマってるらしい」
「デート断ったのって、まさかな」
「兄貴?もうプレイボールだぜ!?」
「便所だ、どうせダイエ○ーホーク○が勝つんだろ」
「だから!それ昔の名前だぜ!兄貴」
「俺のガキの時はその名前だったんだよ」
***
「もう、あの情熱にはついていけないよ…ユミルは仕事だし、来てること隠すのだって、リヴァイさんに申し訳が…え!…」
「お前確か、あいつのダチ、だったよな」
「リヴァイさん!?あ、お久しぶりです」
「ああ、夏以来か。まさかお前も野球観戦する趣味持ってたのか。そのユニフォーム。まさか楽○応援してるのか?」
「そ、それは……あ、友達の付き添いなんです。それで…」
「ほぉ…そのお友達には思い当たる節があるな。今すぐそのお友達の所に連れてってもらおうか」
「(まさかこんな所で……!)」
***
「も〜う!遅いよヒストリア〜!何してたの!?」
「あ、はは、ごめんね。迷子になって……それで、偶然トイレの前で知り合いと……」
「知り合い!?ソフト○ンクの知り合いなんて私の敵だわ!もう!」
「そうか、お前にとってソ○トバンク側の人間は全員敵か」
「えっ!?……あ、いや、人違い……ですぅ……」
「深く帽子かぶって誤魔化しても無駄だ。せっかくなんだ、お仕置きがてら二人で、どっちが勝つか楽しもうじゃないか」
「あれ?ヒストリア!?ヒストリアー!!」
拍手ありがとうございました。
くだらなくてすみません……。
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