SHORT | ナノ
×
「#オメガバース」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -



「〇き家コラボネタ×奥様はアッカーマン」
SHORTSTORY



「オイ...お前はいつまで居座るつもりだ、」

「いつまでも、です!」

「お前な...こんなクソ暑い中マスクで隠してても分かるくらいにニヤニヤしやがって...そんなに店内放送聞きまくって嬉しいか?旗も貰えないか聞いたり、恥ずかしくねぇのかいい歳した大人が」

「だ、だってこんなこと滅多にないのよ!ニヤニヤが止まらないんだもん...それにね、お持ち帰りにすると缶バッジが貰えるのよ!カードはどうしても確率が絡むけど缶バッジなら確実にエルヴィン団長が手に入るでしょ?」

「お前...エルヴィンが好きだなんて聞いてねぇぞ」

「エルヴィン団長も好きだもん、紳士だし優しいし大人だし、どこかのリヴァイさんみたいに潔癖で細かくないし、」

「悪かったな。そうか、じゃあこれは要らねぇな」

「ええっ!?リヴァイ課長!!」

「静かにしろ、うるせぇな...お前な、二人暮しなのに馬鹿の一つ覚えみてぇにセットメニュー5個も頼みやがって...毎日毎日牛丼ばっか飽きてんだよ。その、お前の好きなリヴァイ課長が当たるまで買い占めなきゃ気が済まねでのなら、会社の連中に頼んだんだよ、昼メシならこのセットメニュー頼んで来いって、そんでカード寄越せってな、」

「リヴァイ...ありがとう!」

「もうお前一人の身体じゃねぇんだからよ、まだ安定期にも入ってねぇのにこんなカードのためにうろつくんじゃねぇよ」

「リヴァイさん、」

「気が済んだな、帰るぞ」

「はい、あっ!待ってあともう1回!次45分にまたエレンとリヴァイの店内放送が!」

「お前な...いい加減にしろ、」



prev |next
[back to top]