Umpireにようこそ、僕は総帥のアマリーです。
貴方がここにいるということは少なからずこのUmpireという組織に興味を持っていると解釈させていただきます。いいですね?

ありがとうございます。それでは早速説明に入りましょうか。

ところで、貴方は僕たちが運営しているカジノで行われている「War Game」という催しのことはご存じですか?
実をいうと「War Game」というのはKeeper、Tracerが行っている「欠片争奪戦」の隠れ蓑のようなものなんです。

「欠片争奪戦」とは何なのか?
そうですね……ちょっとこの画像データを見ていただけますか。
ここに映っている石の表面に何か文字のようなものが刻まれているのが見えるでしょう。

これが何について記されているものかは分かっていませんが、彼らは僕たちの提供した「War Game」という催しの裏でこの欠片を巡るやり取りをしているんです。

まあ、そうするように仕向けたのは僕らのご先祖だそうですよ。まったくいい趣味をしていることで。

「War Game」で勝った方に負けた方からいくつかの「欠片」が渡されて、それを何度も何度も繰り返して最終的に全ての欠片を手に入れた方が本当の勝者になる、というルールです。

そして僕らの役目は「War Game」の審判をすることと、どちらがどれだけの「欠片」を持っているかを管理することです。
まあ、それだけではつまらないということで「War Game」をカジノの出し物の一つにして儲けさせてもらっています。
KeeperとTracerは欠片争奪戦ができる。賭け事好きな人は娯楽が得られる。僕らにも取り分がある。誰も損はしていないと思いますよ。


さて、そろそろ募集している役職の説明に入りましょう。

僕らが求めているのは「War Game」の審判をやってくれる人材です。
ゲームに巻き込まれて怪我をするかもしれませんから、逃げ足の早い身軽な人におすすめします。というか、怪我しても文句を言わない人が希望ですね。
ちなみに副総帥も審判として活動中です。審判としてうちに来てくれた暁には、きっと彼女が歓迎してくれますよ。
ちなみに僕はまとめ役として他の仕事を引き受けていますので、審判業には基本的にノータッチです。


これで大体の説明は終わりですね。
え?Umpireの名前の由来?審判とか、仲裁者とか……まあ僕らの立場そのままですよ。

さて、どうします?



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