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投稿例も兼ねて小話いきますー。 ++++ 足の下でざり、と砂利がこすれる音がした。と、脳が確認するや否や物陰から鋭い刃が勢いよく突き出てくる。 間一髪で体を捻って深手は避けたものの、腕に少し掠ってしまったのが痛い。別の物陰に身を隠して少し休ませてもらおうか。 (相変わらず容赦ないなあ、エレムちゃんは) 「…そろそろ降参したらどうだ?」 「うわっ見つかった」 「血が垂れているからすぐ辿れるが」 両手に持った巨大なノコギリを地面に突き刺した彼女が顎でしゃくった先を見れば成程、確かに赤い液体がわずかながら点々とここまで続いている。ううん垂らさないように気をつけたつもりだったんだけど、どうも詰めが甘くなったみたいだ。 座り込むこちらを見下ろしたエレムは少し困ったような、何とも言えないような表情をしている。 「……老婆心だが今回は本当に降参するべきだと思うぞ?お前の体的に。顔色が怖い」 「顔色が悪いじゃなくて怖いの?」 「土色で怖い」 …いやぁ、ここのところちょっと忙しくてあんまり寝れてなかったからなぁ。はははっ、実は頭もふらふらだもんなー。 今回のはタイミングが悪かったとしか言い様がない。しかも他の奴ならいざ知らず、個人戦で対戦相手がエレムだとかどんな災難だよ。 そんなことを考えながらぼーっとしているうちにもエレムは心配そうな、かつ怪訝な顔をして俺を睨んでいる。 動けなくするなら今なのになぁ。つくづく悪役にはなれないタイプというか良い子というか。 「…仕方ないなぁ、今回は降参するよ」 「そうか」 「決着がついた様子ですね」 「…リリスちゃん」 空から女の子が、というか審判が降ってきた。まあフィールド内のどこか高いところに避難していたんだろうけど。 彼女はにっこりと蠱惑的な笑みを浮かべて言う。 「貴方がたのやり取りはばっちりしっかりと立ち聞きさせていただきました。今回はグラジオラスさんの降参によるTracer側の勝利ということで良いですね?」 「はいな」 「ああ」 「それでは、これにて今回のWar Game終了です」 …ふぅ。 さぁて、帰って怪我を治してもらったらしばらく寝かせてもらおうか。 ■欠片争奪戦結果報告レポート Keeperグラジオラス対Tracerエレムルス戦 勝者:エレムルス 降参負けによりKeeper側からTracer側に6個の欠片が渡りました。 (Umpire・リリス著) ----- …だ、大体こんな感じで! 文章だけでも絵だけでもミックス形式でも構いませんー!バトルフィールドは色んなのがあるよというアバウトな設定なのでどうぞお好きなフィールドを作ってください(笑) ただし最後には欠片がどうなったのかを記述してくださいね。今回はUmpireの結果報告レポートとして書いてみましたが、負け方によって移動する欠片の数が決まっているので「降参負けしちゃった」等の表記がどこかしらにあればOKです。 オイここよく分かんねーぞ!という部分がありましたら「手紙」からどうぞ。お答えできる範囲で答えさせていただきます。 皆様が楽しんでくださいますように!
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