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プシューっと音を立ててバスの扉が閉まった。 俺はそのまま走り去るバスに背を向けて腕時計を確認する。 「よし」 まだBARでのバイトの時間には余裕がある。 レポート用に借りていた本を返してきたところだから鞄も軽いし、たまにはまっすぐ職場に寄らずにぶらぶらするのもいいかもしれない。無駄遣いはしたくないから見るだけで買い物飲み食いはしないけど。 「…はぁ。どうするかな。」 (ん?) さあ行くかと顔を上げるときょろきょろとあたりを見回す人が目に入った。ここからだと背中しか見えないけど、箱か何か抱えているんだろうか。 別に俺は「いいひと」であろうとしてるわけじゃないから、急いでるときなんかはあの手の人は心の中で頭を下げながらスルーしている。 ……でもまあ、今は時間があるし。この辺の道なら少しは分かる。 何より、特に予定もない。 「あのー、どうかしたんですか?」 俺はその人に少し近づいて後ろから声をかけた。 **** こ、こんにちは雛月さまー!ゆもぎたちの親のちるですっ。 カラトくんが迷子だぞ!しかもBARに行こうとしてるぞ!BAR勤めで同い年のゆもぎとか絡むチャンスじゃないのソワァァ…!と無駄に興奮してソワソワしながら突撃してしまいました。…こ、これ何て不審sy(ry もしよければゆもぎにBARに案内させてもらって、仲良くなれたりすればなぁなんて思っています。よ、よければお話ししていただきたいです…><
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