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「店長さん、お酒くださーい」 Barのカウンターに現れたのは、今日はバイトに入っていないシューコ。 「賄いやなくて、買うん?珍しいやん。何がええ?カクテル?」 「ううん、今日は、ボトルで」 「ぼ、ボトル?」 「はい。店長さんは、紅葉狩りの話聞きましたぁ?」 「あー…あれな」 「実はさっきカジノで当てちゃって〜。ちょっと奮発して、持っていこっかなぁーって」 ふふふと楽しそうに笑うシューコ。お金が入るとすぐ使いたがるこの浪費癖を直せば、賄いに縋る生活もしなくていいだろうにと思う名無。 「社員割引、ちょっと安くしたるわ」 「やったー!」 嬉しそうなシューコが選んだのは焼酎。なんとも男らしいチョイスだ。 「そ、それでええん?」 「え、やっぱり用意されてますかね?」 「どうやろね…」 「まあ、あってもいいや。あたしこれ好きなんで」 にこにことご機嫌なシューコに、名無はそれ以上もう何も言わないことにした。 「あれ、シューコさんこんにちはー」 「ゆもちゃんお疲れー」 バイト中、接客をしていたゆもぎがカウンターに戻ってきて、シューコに気が付く。振り返ったシューコの抱えた焼酎に、一番に目がいくのは当然のことだった。 「げ、そんなでかい焼酎どうしたんですか?」 「げって何ー。今買ったの」 「ゆもぎくんは行かへんの?紅葉狩り」 「行こうかなとは思ってます。ちなみにシューコさんはいつ行くつもりですか?」 「今週の週末かー…ってもしかして一緒に行きたいの?ゆもちゃんかわいいなー」 「いやまさか…だって、シューコさん飲む気でしょ?」 「うん…あ、まさか避ける気ぃ?絶対くっついて行ってやる〜」 「ついてきても隣には座りませんからね!」 ゆもぎと同じようにシューコの酒癖の悪さを知る名無は、苦笑いで二人の会話を見ていた。 ---------- かのとさん宅名無さん、ちるさん宅ゆもぎくんと、いつものBarの従業員さま方をお借りしました(>_<) 紅葉狩りと言いつつ、紅葉狩り前ですが…宴会と聞けばシューコも飲みたがります。基本強いですが、一回酔いが回るとやっかいだし、飲ませ上手なので、ゆもぎくんとか隣で飲みたがらなそうという妄想でした(>_<)
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