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それは突然だった。 「次のイベントに向けて、皆で下見に行こうと思うの」 「皆と言っても、まだシークレットだから僕ら幹部だけだけどね」 ひょいとリリスちゃんの持っている書類を見てみると、『紅葉狩り』の文字。珍しく真面目に(こう言っては失礼か)書類整理をしていると思ったら、何てことはない、新しいイベントの詳細を考えていただけだった。 (副総帥として決裁する書類はまだこんなにあるんだけどなー……) 彼女の机の端に追いやられたそれ。僕が代わりに処理できるものは半分くらいだろうか。後は秘書であれ、助けることはできない。アマリーくんに無理矢理に回されるだけ。 「アラドくん、何か意見でも?」 「ないでーす」 善は急げとばかりに、双子はさっさと出かける準備を始めた。それに倣って僕も鞄に色々詰め、新しく買ったストールを巻いて準備万端だ。 さて、あとは 「あら、皆でおでかけ?」 執務室の扉を開けたのは、最近この仕事部屋の仲間入りを果たした女性。 艶のある手入れされた髪をまとめげ、ちらと見えるうなじが色っぽい。胸や足の女性的な柔らかさを大胆に露出した服からもスタイルの良さは明らかである。 「急に外の用事を頼んで申し訳ない、ネヴァン。おかえり」 ネヴァンちゃんはアマリーくんの労いの言葉を笑顔で受けると、「用事」の内容だろう、分厚い封筒を彼に渡した。(正確に言うと、彼に近寄る途中ですっ転んで、宙に飛んだ封筒がアマリーくんの手に綺麗に着地した) 「大丈夫?幹部陣で次のイベントの下見なんだってさ」 「あ、あ、アラドくんが私に手を差し伸べて……!!」 転んだネヴァンちゃんを引っ張り上げて簡単な説明をすると、「すぐに行きましょう!」となかなか乗り気。なんだか最初から興奮気味だったので、肝心の『紅葉狩り』というワードは聞いていたのかどうかは分からない。 さて、暫くして全員の準備が整った。準備といっても、下見なので本当に外出するだけのもの。 「で、どこに下見に行くんだっけ?」 双子がにんまり同じ顔ふたつ。 「「真っ赤で綺麗でおいしい場所」」 ----------------- こんばんは!HALからHN変更いたしました、アラドとスピカの親のハルトです。 ちるさんから許可をいただきましたので、新生Umpireでイベントの下見ネタです!ミン88さんが既に投稿されてましたが、文章内にあるように紅葉狩りの下見、とうっかり気付いてないということにしていただければ私的にとってもお得です……(なんてひどい もうちょっと続きますので、またお子さんお借りいたします!宜しくお願いします。
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