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「えっ」 横槍の主は意外なことにパーキンだった。 アマリーが驚いて彼を振り返ると、いつものようにほわほわと笑っている。 「風流で素敵だと思いますよ?せっかくのリリスさんのお誘いなんですから、行ってみたらどうでしょう」 「…パーキンさん」 「妹さんの可愛いおねだりじゃないですか、アマリーさん」 (…可愛い、か?) にっこりと微笑むパーキンの言葉に思わず首を傾げそうになるアマリーだった。 一方でその言葉にリリスは目を輝かせた。 「でしょう!?あっパーキンさんも一緒に行く?」 「え、いいんですか?」 「…ちょっとリリス」 「なあにアマリー」 勢いづくリリスに手招きをしたアマリーは、近づいてきた妹を連れて他の二人から離れた部屋の隅に移動する。 取り残されたアラモードとパーキンはその様子を少し面白そうに見ていた。 (パーキンさんは一応部外者じゃないか。ゲーム関係者のイベントに誘ってどうするんだよ…。) (あの人カジノのことは知ってるんだからいいじゃない。ただの懇親会だって説明すれば大丈夫よ。) (そんな適当な。) (欠片がどうとかなんて話そうそう漏れないわよ。平気平気!) (うーん…。) 「あれ、パーキンさんたち今日はコーヒー飲んでたの?いつも紅茶とかなのに珍しいね」 「たまには、とのことでして。でもお茶菓子はその分甘みが強いんですよ」 「ふぅん。僕もひとつ貰おっかなー」 「ああはいどうぞ。…あ、アマリーさんお帰りなさい」 暇になったからか、のんびりと話していたアラモードとパーキンの元に双子が戻ってきた。 リリスは機嫌が良さそうな様子だが、アマリーは無理矢理言い包められたのか今一つ納得のいかない顔をしている。 「…パーキンさん」 「はい」 「紅葉狩り、一緒に来ます?」 「私が行ってもよろしいのでしたら、喜んで」 …と、こんな感じでUmpireプラスαでの紅葉狩り行きが決定したのであった。 ◆余談 「ねえアマリーくん、ネヴァンちゃんは?さっきから姿が全然見えないけど」 「商談が終わってから見ていないけど…。少し長引いたから先にお昼でも食べに行ったんじゃないかな」 「あらアマリー、机の上に紅葉狩りのお知らせの紙出しっぱなしよ」 「地図も載ってるんですねえ」 「いつ戻ってくるかも分からないしな…山に着いたらネヴァンさんにも連絡しようか。携帯の電波は入るし」 ネヴァンさんは先に出発してたけど、効率的な道を知ってるアマリーたちの方が紅葉狩り会場に早く着いてて出くわしたんじゃないかな!というご都合主義的な考えによりお送りしました。 引き続きハルトさん宅アラモードくん、(お名前のみになってしまいましたが…)ミン88さま宅ネヴァンさんお借りさせていただきました!ありがとうございます^^
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