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こんなフィールドで眼鏡着用とは、うっとおしくないのだろうか。眼前の大鎌を操る青年と付かず離れずの対峙をしている中、ふいにそう思った。 じゃぼん、足元の水に抵抗する重い音。まるで『騎士』を彷彿とさせる彼の装備は、私からすればこの場所では不利だ。しかしそんな事を微塵にも感じさせないのが彼 ―― シンである。涼しげな顔をした年下(だったと記憶している)の青年は、だがその瞳には闘いへの炎を轟々と燃やしている。決意を持って獲物を振るう目だ。 (殿方のそういう目、ゾクゾクしますわ) 大鎌と小鎌を繋げた鎖鎌を両手で器用に操り、隙を与える事を許さない追撃。それを冷静に鉄扇で受け流し、同時に相手との一定の距離を保つ。 お互い、この環境は明らかに「やり難い」と感じている。足運び一つにも気を張っておかないと、いつマングローブの根に躓くか分からない。 「……そろそろ狩られたくはないか?」 「ご冗談を。シンさまこそ、叩き潰されたくはございませんか?」 大鎌の刃が水面(みなも)を滑る。細かな水飛沫が上がり、ほんの一瞬、シンの視界を奪ったのを私は見逃さなかった。 「…………ッ!」 確実に脇腹に打ち込んだと思った鉄扇はギリギリの所で小鎌に受け止められる。 一撃は与えられなかったものの、衝撃で痺れているであろう片腕は充分なハンデだ。 「あら惜しい。でも、私が美しく狩ってさしあげますわね」 ------------- こんばんは!二回目の投稿です。 初対面ですが、シンさんをお借りさせていただきました!ものすごく勝手に動かしてしまいましたが、戦闘経験豊富なシンさんには、スピカはハンデが必要かな、と……。 バトルの流れは無視していただいて構いません。お借りさせていただいてありがとうございました!
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