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「あっ、アラド!テメェ手伝いやがれ!」 突然目の前に雪男が現れた! 折れていた耳がぴん、と立ち上がる程びっくりした僕は勿論逃げ出そうと試みたが、雪男にコートのフードをがっちり掴まれ失敗に終わる。 じたばた悪あがきをしたら、今度は耳を引っ張られた。……すこぶる痛い。 「だめだめだめっ!まだあけおめライブもしてないんだから死ねないっ!」 「何言ってんだ…………あぁ、そうか、ほら、俺だって」 「雪男の知り合いはいませんっ……いません?」 僕を捕まえていた雪男がパサパサと被っていた雪をはらう。やがて雪の合間から見えたのは、オレンジがかった柔らかな金髪とギラリと光る紅い瞳。 雪男の正体は −− 同僚の審判、ヘルくんだった。 「いやー、雪の入れ替えしてたら足引っ掛けて。モロに突っ込んじまったんだよなー」 ヘルくんの話によると、このスノーフィールドの維持・管理は休みの間、Umpireの有志の持ち回りらしい。「有志と言っても手当てが出るからな!」という事であるから、ヘルくんも休日出勤で雪運びをしていたワケだ。 「テメェも男だろーが、こんな細っこい腕しやがってリア充が!雪運び手伝え!」 「リア充じゃないし!それに僕、秘書だから非力でもいいもんねー、雪運びなんかできないや」 「おまっ……!リア充も音楽も滅んでしまえ!」 ********* 今年初のめざましビンタは、とてもキレのある一発だったと我ながら感心した。 「ヘルくん、あけおめことよろー」 雪の中に仰向けで寝ているヘルくんの口に鯛焼きを突っ込み、僕はまた新年のご挨拶に戻ることにした。 −−−−− ヘルさんをお借りしました! アラモードのヘルさんの扱いが酷いですが、仲が良い、という事にしてくださったら嬉しいです……すみません。 今年も宜しくお願いします!
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