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(さて、他には……) 双子と別れた後スノーフィールドを見渡すと、先日仲良くなったばかりの女性の姿を見つけた。 「エレムちゃーん!」 ザクザクと雪を踏み締め、やっとの事で彼女の前へとたどり着く。 それにしてもこの雪、しっかりと整備されていて溶けて無くなったり、靴の泥などで汚くなったりしていない。Umpireの誰かが定期的に整備しているらしい。(えーっと、僕の仕事には入ってなかったはず) 「アラド……久しぶりだな」 「明けましておめでとうございまーす!」 「あぁ、そうだな。明けましておめでとう」 口調は淡々としてはいるが、エレムちゃんは礼儀正しく頭を下げ、そしてふわりと微笑んでくれた。 エレムちゃんらしいと言うか何と言うか。慌てて僕もお辞儀をし、改めて新年の挨拶を言い直す。 「近くを通ったら双子に捕まってな。暫く遊んでいけと言われた」 ……で、遊んだ結果が彼女の隣に立つ、怪しげな雪だるまなのか。 ややいびつな形の雪の塊(下手というのではなく、明らかに狙って、だ)に、きのみや小枝で目鼻を付けているのはまだいい。問題なのは手だ。 不敵な笑みを浮かべた雪だるまは…………両手に凶器を光らせていた。 「……怖いんだけど。手は武器じゃなくて、枝で作れば?」 「か、可愛いじゃないか……!こんな明るい表情なのに、手に武器というアンバランスさが!」 エレムちゃんは本気である。 その独特なる感性を珍しく熱弁しようと構えた彼女に温かい鯛焼きを押し付け、今日ばかりは僕もさっさとお暇することにした。 「じゃ、今年もよろしくねー!」 「待てっ……ちょっと話を聞け!これは世間的にも可愛い部類に入るはずだ!アラド!」 −−−−−− エレムルスさんをお借りしました!私はエレムさんのキャラを間違えていると核心しております、すみません! 今年も宜しくお願いします!
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