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「明けましておめでとうございまーす」 まず声を掛けたのは、僕の同僚で先輩でもあるスピリットさんだ。 「あぁアラド、明けましておめでとう。……よく俺がいるって分かったな」 「車が停まってたんで。先輩は雪合戦でもしに来たんですか?」 僕の問いに彼は、フィールドの様子見だ、と呆れたように答えた。クリスマス前から解放しているフィールドを定期的に見に来ているらしい。仕事熱心なことだ。……僕もたまに見に来てるけどね!秘書なんだから! 「今年も車に同乗させてもらったら嬉しいです!」 「……お前も買ったらどうだ?免許持ってただろ」 「車買うなら新しいギターが欲しいなー」 なんちゃって。 おどけたように続ける僕に、先輩は笑いの交じった溜息を吐いた。分かってるくせに。先輩は本当にいい人だ。 「そうそう、これどうぞ」 持ってきた紙袋の中からひとつ、先輩に渡す。 まだ温かなそれは、 「……まさか、めでたい?」 「めで鯛です。今年も宜しくお願いします!」 鯛焼きを手にした先輩は「つまらない……が、よろしくな」と、いつものニヒルな笑みを浮かべた。 −−−− スピリットさんお借りしました!アラドがたくさんお世話になっているはずです……これからも宜しくお願いします。 寒いので鯛焼きを配ることにしました(笑)
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