創作




(創作)

季節ガン無視です


8月30日7時10分前、灼熱地獄の金曜日。
俺は生徒会の仕事を片付けるべく涼しい家の中から意を決して足を踏み出した。

8時、正門10メートル前。2人の他校女子と遭遇した。共学の高校に入っていたらああいうような女子と遊べたんだろうかと時々思うけれど、今更言っても仕方がない。入学してから早2年経つ今の学校もそこそこ気に入っているし。ひとりで肯きながら顔を上げて歩く、正門まであと5メートル。
の、ところで見える人影。赤茶の髪の、高身長――

「おっす」
「…何してんだお前、まだおねむの時間だろ」
「ひでーなあママよぉ」
「ママ言うな」

荻のために早起きしたってのに。そう言いながらこころは大きな欠伸をした。なるほどさっきすれ違った女子が妙に色めき立っていたのはお前の所為か、イケメンめ。欠伸すら様になるってどういうことだよ。

「まあ良い、で?何で俺のために早起きしたんだ」
「あー何だっけか」
「おい」
「えーと…ああそう、思い出した」
「早くしてくれ、仕事溜まってるんだ」
「そうなの?ごめん」
「いや、だから急いでくれ」
「うーん、じゃあ、」

おたんじょーびどっきりだいせいこーう。

間延びしただるそうな声で、一息。
いやいや、うん。

「祝ってくれるのはありがたいんだが」
「おめでとさーん」
「ありがとう。でも何がドッキリなのか見当もつかない」
「俺が早起きしている事実」
「お前それでいいのか」
「ちょっと嫌」
「なんなんだよ」


支離滅裂というかキャラが謎ですみません…周囲の人間を診断メーカーを元にキャラ化、さらに男体化して作った創作でした(こころくんは言わずもがな私が元)





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