田中×影山




(HQ)


恋愛という名前のステータスが有るようで実は全く無い状態の俺が初めて心から好きになったのは後輩で、しかも誰が予想できたか男だった。顔が綺麗で小さくて、俺より幾分か背が高いけど少し華奢。男にしては美人と言える顔だったけど、あくまで「男にしては」だ。恋心を自覚した途端頭を抱えた。前途多難。ミスターストイックとはいえやつはそれなりにモテるようだし想いが実る前に彼女でも作られたらあらゆる意味で気に食わない。嗚呼前途多難。かと思いきや、神様はどうやら思いの外近くに居るらしい。

「俺、田中さんのこと、」

毎日のように静かに、でも激しく馬鹿でも解るよう、更に引かれたりしないよう普段使わない頭をフル活用して愛を伝え続けたその結果。ナイス単細胞ナイス俺!シュプレヒコール、祝福せよ!そして歯噛みしろ非リア充共!斯くして俺は美人な天才セッター野郎と結ばれることとなったのである!


田影は男らしいお付き合いをしそうですね
 




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