!二口×茂庭




(HQ)

!強姦ネタ





茂庭要は強い人間だと二口は知っていた。バレー部の中では背の低い方に入る彼が、二口を含めた変わり者揃いの部員達に負けて折れてしまったことは一度もない。しかし決して自らの信念を押しつけるわけでもなく、どんなに曲がった相手でも少しずつ自分のことから思いの内を伝え打ち解けようとする忍耐強さが彼にはあった。彼を好く者は彼の色に染まる。かく言う二口も茂庭に絆された内の一人だ。どんなに頼りなく見えていても、ヒーローに見かけなんて関係ないと知った。二口の中で茂庭は何もかもを受け止められる強く心の優しい人間であると、なんの根拠も無い確信が泥沼の真ん中に刺さっていた。


だから何をしても大丈夫なのだと、確信していた。







「い、やだ、ぁ、二口っ」

「嘘ですよ、気持ち良いくせに」

「ッきもちくない…!」


部活終了後、一人部誌を書いている茂庭に近付いて二口は無理矢理性行為に及んだ。押し倒された時点ではまだ何も解っていないような顔をする茂庭の口を自分のそれで塞ぎ、身に纏っている衣類を剥ぐ。そこで茂庭は漸く自分の立場を理解した。やめろ二口、ふざけるな。声を荒げて持ち合わせる力の限り抵抗したが、二口との体格差の前にそれらは何の意味も持たない。二口は時々愛の言葉のようなものを振りかけてきた。茂庭はそれがたまらなく恐ろしく感じた。



「痛い、ぅあ、ッ痛…ふ」

「ねえ茂庭さん、そろそろ泣くのやめてくださいよ」

「うるさ、ぁっ、いっ」

「…泣き顔はむしろ、そそっちゃうなあ」


腕を縛られ身動きの取れない状態で二口の熱をねじ込まれた茂庭はひたすら痛みに耐えるしかなかった。快楽なんて一つも拾うことができない。自分の上で好き勝手に腰を揺らす二口を睨んでみてもどうやら喜ばせるだけで、もはや絶望しかなかった。












とんでもないほど尻切れトンボ!
もにもにを神聖視するあまり完全に独占したくなって無理矢理抱いてから後悔する二口くんを書きたかったんですがどうにも飽きた




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