もう俺は真斗とは一切関わり持たなくなって数年が経った。俺と真斗の決定的な違いをまざまざと理解してしまっては、もう小さい頃のままの関係など築けなくなった俺から距離を取った。


最初のうちは真斗がこちらを悲しそうに見ていたがだんだんあいつも自分の立場を理解して、仕舞にはこちらを見なくなった…少し悲しかったが自分で蒔いた種だ…すぐに頭の中から消した。




そして今日、とあるパーティーに来ている。


俺の役目なんてひたすら笑顔を振りまいて周りに媚を売るだけ…俺じゃなければいけない役目じゃない。でも今の俺にはこの役目に縋り付くしかない。


真斗の距離を取ってもダディは俺のことを見てくれない…ならどうしたらいいんだろ…どうしたらダディに見てもらえるのかな…もう俺はまともな判断ができなくなっていた。




そんな時に真斗の父親、聖川真臣から声を掛けられた。そして気づいたら俺は彼の愛玩具となっていた。




なぜ自分がそういう立場になったのか、なぜあの人が俺を選んだのかはまったくわからない。でもあの人は言ったんだ…”君が良い、ぜひ私の相手をしないか…神宮寺レンよ…”って。俺は気づいたらあの人の手を取っていた。


それから月に二度ほどあの人の別宅に呼ばれて抱かれた。ほとんどがアブノーマルなプレイで俺は…新しい世界を見たんだ…。




ある日、いつも通り呼び出されて真臣の元を訪ねた。


「レン、今日はとても素敵な花が手に入ったんだ…」
「え…?」


そう言われて腕を引っ張られて性急に服を脱がされ、気づくと腕は後ろで縛られて足をM字に開かれていた。



「な…んで…真臣さん…これは…?」


そう聞いても何も答えてくれない。ただひたすら今日、手に入ったであろう花を綺麗に切りそろえていた。


まだまだ子供と言われる年齢のレンは今から自分が何をされるのか、まったく理解できなかった。




不意に真臣がこちらを振り向くといきなりレンの乳首を思いっきり摘まんだ。


「ひゃぁっ…!」


真臣に開発されたレンの体は敏感になっていた。

それからしばらく乳首を弄られて涙を少し浮かべながら息が絶え絶えになったレンは…ぼんやりとしていた。今から自分は何をされるの…痛いのはやだな…そんなことを思っていたら、いきなり後ろに花を挿された。


「やぁあああ…!!」
「なんだ…まだ何も触っていないのに、こんなに簡単に入るものなんだな…」




そう言って真臣はどんどん花を挿していく。言わばレンの体を器にして生け花をしていた。そして後ろの穴には何本もの花が活けてある様は一種の芸術のようだった…レンの体は時折びくびくと震えながら顔を真っ赤にして瞳には涙が溜り、声を洩らしながら性器からは白い液が溢れ出している。




真臣はそんなレンを見ながら妖しく満足げに微笑んでいた。その姿を写真には納め、花を抜き去り、また違う花を挿すのを繰り返していた…一晩中レンの体で生け花を楽しんだ真臣はとても満足げだった。







はな・花・華



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