世界をくれた君へ
君を通して見る世界の輝きを俺は知ってしまった。
一人で見るには「綺麗だな」って、ただの単語でしかなかった輝きに、君は意味と感動と愛しさを加えてくれた。くすんだ色をしていた世界が今は鮮やかに迫ってくるんだ。
ひとりぼっちだった寂しい世界が、二人でいる今はこんなにも愛しくて、大切で、時々幸せすぎて怖くなってしまうこともあるくらいで。
でも、大丈夫と君が笑ってくれるから、そんな君と幸せになりたいと思うのも本当なんだ。これから二人歩いていく道は良いことばかりじゃないだろうけど、ひとつひとつを二人で乗り越えて、分かち合っていきたい。
困難も苦しみも、幸福も喜びも、全部二人で感じたいんだ。そして君といられることで俺が感じる幸せを伝えるために、君が俺に世界の輝きをくれたように、伝えられたらいい、そう思う。
君の世界を、幸せに、鮮やかにしたいんだ。それが多分、俺が君にできる唯一のことだから。
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