7/13 嶺春



・嶺ちゃん誕生日おめでとう!
・ROTと春ちゃん
・音也とトキヤがちょっとだけひどいよ!理由があるんだけどね!


「でね、今日ぼく誕生日なんだけど」
「へぇー、そうなんだ」
「ということはついに四捨五入すると三十路突入ということですか」
「ちょっ二人ともひどっ!おとやんそんだけ!?トッキー確かにそれ事実だけど傷付く!事実なだけに!傷付く!」
「あ、ごめん、ト●ロ見るのに夢中になってて聞いてなかった。ごめんね」
「えっぼくの誕生日●トロ以下なの!?」
「歳をとったことを祝われたいのに事実には傷付くんですね」
「そうだよ!確かに矛盾してる気もするけど傷付くものは傷付くんだよ!」
「れいちゃんドンマイ!…ねぇ、ところで何の話?」
「ううっ…トッキーの目は白いし、おとやんはひどいし…!ぐ、ぐれてやるー!ぼくはぐれてやるぞー!」

どたどたどた…

「…行っちゃったね。もうちょっと優しくしてあげればよかったかなぁ」
「良いんですよ、下手を打ってばれてしまっても困ります。あとできちんと謝りましょう」
「そうだね。あー…でも、れいちゃんが行ったのって多分さぁ…」
「ええ…彼女のところでしょう」
「…きっとものすごく癒されて帰ってきそうじゃない?」
「…否定できませんね」

 その頃嶺ちゃんは…

「ちぇー、なんだいなんだい、二人してさー…」
「あ、寿先輩こんにちは!こんなところで缶蹴りですか?」
「…………」
「寿先輩…?」
「後輩ちゃんん〜〜〜」
「えっえっ!?こ、寿先輩!?どうされたんですか!?」
「おとやんとトッキーにーいじめられたー」
「あの、話がよく…」
「ぼくさ、今日誕生日なんだ…それなのに二人してスルーだよ!?ひどいよね!?」
「あ、ああ、なるほど…ええとですね、それには深い事情がありまして…いえ、あるんじゃないでしょうか?」
「深い…事情…」
「はいっ!音也くんもトキヤくんも先輩のこと、とってもとっても尊敬しているの、私知ってます!ですから、あの、あのっ…」
「…きみが言うならそうなのかも」
「はい、絶対そうです!」
「うん!そっか!そうだよね!」
「そうですそうです!…元気出ましたか?」
「んー……後輩ちゃんにおめでとうって言ってもらえたらもっと元気出るかも」
「あっ!そういえば、まだ言ってなかったですよね…」
「うん」
「遅くなってしまいましたが、寿先輩、お誕生日おめでとうございます!」
「ありがとう!…ついでにちゅーなんかもらえるともっともっと元気出るんだけどな〜」
「!!!???」


 その後、嶺ちゃんはみんなにサプライズパーティーしてもらいましたとさ。めでたしめでたし!




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