小話
2012/06/05 08:23

「いてっ…」

「文次郎?どうしたんだ?」

「いや、実はさっき不注意で突き指をしてしまってな」

「え、大丈夫なのかよ?」

「伊作から貰った包帯があるから、これで固定する。留三郎、巻くの手伝ってくれ」

「ああ、いいぞ。…で、どこの指だ?」

「お姉さん指」

「…………」

「…………」

「えっと…」

「いや、薬指っ!薬指だ!突き指したのは薬指!」

「お姉さん指」

「……………」

「かわいー」

「し、仕方ないだろっ!さっきまでバイトの手伝いで子供の子守してたんだからっ!」

「で、そのバイトの手伝い中に、お姉さん指を突き指した訳?」

「う、うるさい!!つべこべ言わずに包帯巻くの手伝え!」

「なぁ文次郎、お姉さん指ってこれ?」

「それはお兄さん指!」

「……………」

「……………」




以下、もんじ屈辱のエンドレス。