2012/05/15 06:02 元々面倒見の良かった性格も相まり、生徒にも慕われる良い先生となっていた。 そんなある日新任教師として文次郎がやってくる。 文次郎は長らく城仕えの忍者としてギンギンに活躍していたが、学園長になるという夢(アニたま6期参照)を叶える為、学園に戻ってきたのだった。 在学中密かに文次郎へ好意を抱いていた留三郎だったが、あれは若さ故の勘違いと自分に言い聞かせ、最初はただの同僚として文次郎に接した。 しかし、殺伐とした忍者の世界に生きながらも昔と何ら変わらない文次郎に、留三郎は再び恋をしてしまう。 何を今更、と思っても、一度自覚した恋心を抑える事は難しい。 それどころか、その気持ちは日々増して行くばかり。 留三郎は思い悩んだ。 想いを伝えてしまいたい。 しかし、文次郎は学園長になるという夢を叶える為に教師となり、相変わらず三禁三禁と口癖のように言っている忍者馬鹿だ。 そんな相手に急に想いを伝えても「お前、忍者兼教育者のくせに色恋に現を抜かす気か!」などと言われ、受け入れては貰えないだろう。 ならば、一体どうすれば…? 思考回路がショートした留三郎は、ある日こんな事を思いつく。 …俺が忍者じゃ無くなれば、色恋に現を抜かしても大丈夫じゃないか? そこから始まる農家留三郎の学園通い生活。 「おーい、文次郎。米持って来たぞー!」 「ああ、助かる。お前の作る米は美味いと、学園中で好評だ」 「そりゃ、(文次郎に対する)愛情が詰まってるからな」 「そうか。確かに、お前の(学園と米に対する)愛情がひしひしと感じられる良い出来だ」 「(やった、もしかして脈あり!?)」 「さて、さっそく鉄粉を…」 「おいこらやめろ!」 突然の再会。 「し、潮江先輩…?」 「(…誰だこの細マッチョ?)」 「俺です。…加藤団蔵です」 二人の男の間で揺れ動く心。 「(俺はまさか…いや、忍者…しかも教育者であろう者が三禁を破るわけには…)」 「ねえ、先輩。俺のお嫁さんになりませんか?」 「俺、ずっとずっと、お前の事…」 …何かゲームの宣伝みたいになってきたので、この辺りで強制終了! タイトルは『農家も馬借も、ギンギン鳴く可愛くて厳つい嫁が欲しい』で良いと思います。語呂悪い。 誰かこれでゲーム作ると良いと思います。 少なくとも、私は買う。 |