それから、一週間した後の昼間に、真向かいの独房に入れられた妖怪がいた。 「出せよ!ここから出せよ!! 縛られるのは嫌いなんだよ!出さないと刺すぞ!コノヤロー。 絶対に逃げ出してやるからな!」 顔は可愛いのにすごい妖怪が来た。 金髪ではねている髪は、肩より少し短く、目は金色で完全なつり目。 服は、黒いTシャツの、裾をあげて、横で縛っていて、ヘソが見えている。 それに、水色の短パンをあわせている。 足は裸足だが、きっと取られたのだろう。 「無駄だと思うよ」 俺は声をかけた。 「・・・誰」 「俺は伊月 純麗。毛女郎さ」 「オレは宮地 馨実。(みやじ きよみ) 雪女。何で無駄なんだよ」 これで他の妖怪に二回もあった。 だけど、俺以外の妖怪なんて不思議な感じだ。 |