side小金井


「…ん?」


目を開けると見慣れた天井が視界に入った。
ん?てことはここは水戸部の家?!
なにがどうなってこうなった!!?
混乱していると向こうの部屋からいい匂いがしてきた。
術がかけられていなければ
水戸部の声が聞こえるはずだけど
聞こえないってことはすでに術をかけたみたいだ。


〔ガラッ〕

「っ!!ニコ」


水戸部がおかゆを持って入ってきた。
オレが起きてるとは思わなかったみたいで驚いてたけど、
その後ほっとしたように笑った。
オレのそばまで来て水戸部は座り、オレの頭をなでる。


「……(おはよう。お疲れ様。お腹空いてる?)」

「うん!」


水戸部はオレにおかゆを食べさせてくれた。


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