☆★☆ 日向の時は、日向がはっきり覚えていて、 それでもあんなに時間がかかった。 今回は本人が覚えていない、 あるかないかもわからないものを探している。 だから前の時より長いんだって、自分に言い聞かせる俺。 コレをやる前よりもっと心配で、隣りの日向も心配している。 心配している人はきっと伊月さんだろうけど。 もうかれこれ6時間は経過している。 やっぱり日向の時より時間がかかってる。 前と同じくらいの4時間以上からは、小金井は汗をかきだしていて、 それもあいまって俺の心配は増すばかり。 〜〜〜 さらに時間が過ぎた。といっても30分だけど、俺にとってはそれでも長い。 〔ッピク〕 「っん」 伊月さんが声を漏らして目を開ける。 急いで小金井を見ると、こちらは倒れそうになっている。 疲れたのだろう。急いで小金井を支える。 伊月さんは日向に任せて一足先に俺達は帰らせてもらおう。 |