燦然とする眩しい陽光
浴びる度に苦痛だと感じたのはいつ?
逃げ出したいと思ったのはいつだった?
その光は はっきりとした輝きを放つ
自らを憶せず輝かせる太陽が 苦手だった
瞳に雨が降りそうな時
防ぎきれない想いが溢れた時
太陽のない真っ暗な世界で
零れないように上を向く
瞳を支配するのは
闇が広がる夜空と優しく煌めく銀色
"月明り"が心に映る
蓋をした想いに優しく包み込む光
月の前だけは涙を隠せなくて
零れ落ちる度に癒された
今宵も心に悠然と――
舞い降りる光
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