片意地はって生きた世界
歳を重ねる程 膨らんでいく
とても汚く無意味な意地
何でもよかった
何かを得たかったんだ
幼い時に手放したモノにもう一度すがりたい
虚勢をはって生きる世界
一つでいい
たった一つで十分だったのに
当たり前な世界が遠く離れる
もう触れることのない日なた
羨んで 手を伸ばした
愚かだなと思われながら
それでも悔しさなんて感じない
いつものように明ける空
いつものように脈打つ心音
変わってはいけない
なのに不格好に塗られた心は…
もう 戻らない
失くした純心
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