自分なんてどうでもいい
と言いつつも 馬鹿にされるのを嫌う

人生なんてどうでもいい
と嘯いても 自分の身を必死に守る


他人を否定
自分を否定

主張すら恐れて 拒む


もう何度後悔しただろう
落ちて拾って わざと投げて
辛さに言い訳して 全てを手放した

膝をついて座り込む先は 砂漠だけ
何もなく焦躁感に煽られるだけ


乾燥した大地で 涙が枯れる
残るのは縮こまった背中



ただの虚勢




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