まだなお揺れて鳴り響く 風鈴
共に歌おうと羽を鳴らす 鈴虫

夏と秋の境にのみ開かれる 合奏の夜
そっと耳を傾けて
夜風に吹かれて届くメロディー


夏の名残と秋の幕開けに祝杯をあげよう

君達が鳴り響く度に 盃に波紋がゆらり
波に口付ける度に 音が口から流れ込む



きっとこんな贅沢はない


夜風に乗る音色達に 宴を…



夜風の鈴音




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