まだ陽が昇らない街に
ゆっくりと朝焼けが始まりを告げる

怯えた足元に伸びる陰
閉じたまぶたにうつる 光の欠片

どちらも掬い上げたいと思った


嘘に塗れた世界で
悲しい気持ち押し殺して泣いていた日々に「さようなら」

別れの手を振り 街中に迷い込もうか
決まった道など必要ない
進む道は自分で決める


震えた足で踏み出して
いつかの決意を果たす道のりへ

旅はまだ…始まったばかり



照らす陽




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