溜め息を一つ零す
憂鬱な気持ちを持て余して 窓の向こうを眺めた
切り取った世界
羨ましく疎ましい
ただ無駄な強がりが渦を巻く
開けることすらできない弱虫
閉めたのは自分なのに
ああ 早く湧き上がれ勇気
時間は限り無く続く
でも止まってはくれない
乱暴に窓枠を握り
想いのままに がむしゃらに
…駆けて行きたい
期待したものがなくても
いつかを思い描いて 外へ飛び出す
切り取られた世界に広がりを求めて
惹かれる場所
今日も色付いている
色付く窓辺
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