Fカップの誘惑






最近雷蔵に会いに図書室へ行ったらとある女を見た。顔が髪に隠れて見えなかったが凄かった。
何が、って私たち男にないモノ。それはおっぱいだ。
あれは推定Fカップとみた。かなりけしからん乳だった。
一応私には名前という彼女がいるのだがまだ裸を見る行為にまでいってないのでサイズはわからないが普通サイズだと思う。
まあ私は名前が好きなのであっておっぱいは二の次だから気にしないけどな。敢えて言うなら私は巨乳で美乳が好きだ。




今日も雷蔵を迎えに図書室へ行った。そして推定Fカップもいる。私はどんな奴か気になって顔を覗いてみることにした。
そして見て驚いた。あのけしからん乳の持ち主は私の彼女の名前だった。

「…名前?」

「あ、三郎。奇遇だね」

アハハと笑う名前はやっぱ可愛い。さすが私が惚れただけはある。ってそうじゃなくて、

「その、名前。おまえ、そんなに胸あったか?」

失礼だとは思いながらも興味心に任せて問う。公共の場なので声は小さめにして。
名前は一瞬きょとんとしてフフ、と笑いながら言った。

「失礼だなー。私けっこう大きいんだよ?普段は着痩せするからわかんないだろうけどさ」

「もしかしてFカップ?」

「たしかGカップ」

ワンサイズ上だった。

なるほど、着痩せか。恐るべし服の力。私もまだまだ修行が足りないな。
とりあえずこのけしからん乳を隠さないとな。狙われたら大変だ。
服を着させるとやはり普通サイズだった。

普段巨乳なんて気にしない私が気にしたのは無意識的に好きな女の胸だったからだろうか。なんて非科学的なことを考えながら名前の手を引き雷蔵も一緒に帰った。

付き合って数ヶ月後。

新たにわかったのは、彼女は巨乳で美乳で可愛い私の名前だということ。



後に雷蔵にこの出来事を伝えたら「三郎って頭沸いてるよね」とエンジェルスマイルで言われたのはまた別の話。





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