10'Xmas Now Lighting,Holly Night
去年はいわゆる―――――視覚プレイ(×視姦プレイ○)で燃え盛る愛のクリスマスを迎えた。
俺の夢に、京一が親友ながらも同時に攻めとしては最大のライバルとして認めている舘智幸が登場して。
少しばかりいやらしいことを言われた程度だったのに、ヤキモチを焼いた京一が俺の頭に京一との愛の饗宴を焼き付けてやると、鏡のようになっていた大きな窓ガラスに俺達の……(思い出して顔を俯き、鼻息を抑えようと頑張る涼介)を、映し出していたしたと言う訳だ。
それはもう……(ふんむふう……と息を吐いて身を捩る)美しい俺と逞しい京一の無修正生本番、局部もバッチリ! な映像は素晴らしく……興奮のあまりにいろんな体位や責め方を強請って、京一も充分に応えてくれて何度も絶頂を迎えたものだった。
京一の大きな逞しく筋張っ……(自主規制)、俺の濡れた(自主規制)に、ずっぽり……(以下略)なエロティックかつビューティフルな(略)、ああ……思い出すと血液が一点に集まってしまう……なんて素敵な俺と京一の That's holly making love。
と言うわけで今年は一体どんなクリスマスなのかと、ワクワクドキドキしてしまうのも仕方ないだろう?
「そうなんだ智幸、京一も悩んでいると思うんだ。愛する俺を満足させてやりたい、愛しくて堪らない俺をとてつもなく善がらせたいと思う京一の気持ちは充分に俺はわかっている。そんな京一の力になってやれるのは変態性獣KINGなお前だけだろう?」
「…………」
智幸はクリスマスイブに突然訪れた強引な電話からの、矢継ぎ早に繰り出された涼介の言葉になんだか無言だ。失礼な、と思った涼介は憤然として言った。
「おい、聞いているのか? 舘智幸」
「……お前はなんかありゃ俺をフルネームで呼ぶな……」
「ん? 悪いか? じゃあ智幸、トモ?」
「……智幸でいい……」
にっこりとマリアのような笑みを浮かべ(涼介視点)て涼介は電話の向こうにいる不埒なセクシー男に言った。
「では智幸、俺も楽しめて京一が熱くなることが理想だな。何かあるだろう? プロレーサーにして性に関してもプロなお前なんだから」
「……まあかまわねぇが、涼介」
「なんだ?」
「……アイツはな。興味ねぇことにはてんで無関心なくせに、内実独占欲の塊なのはわかっているだろう?」
「ああ、俺のことにだけな」
当然だろう異論はあるはずもないと言う口調である。
「……まあ、そうだが。それでだな」
今更な涼介の「京一に世界で一番愛される俺アピール」にも全く動じない智幸である。
「本気でアイツを熱くさせるなら……俺とお前が合体するのを見せて焼かせることだろうが、俺も命は惜しい」
涼介は真顔になった。
「俺とお前が合体? 俺はお前を掘る気は無いぞ」
「は……それは絵面も悪りぃし俺も遠慮するぜ」
斜め上キリ揉み状で思考が飛ぶ涼介の真面目な言葉に、これまた斜め上キリ揉み状の思考形態で余裕で受け止める智幸は、ハッと笑った。更に涼介は話を続ける。
「お前を掘っては俺が大輝に申し訳が立たないぞ。お前の前はどうしようもないらしいが、後ろは大輝のモンなんだろう?」
「……ま、アイツも男だからな。俺のケツは大輝がマーキングしてるんだよ」
己の不埒さと大輝の一途を思い出し、ぽり……と鼻を掻く智幸である。
「なんだか新しい表現だな。マーキングか。大輝にピッタリだな」
わんこ大輝のマーキングと聞いて、涼介は何だかとても微笑ましくなった。
「……ま、俺がお前を掘ってもいいが、まあどっちしろ京一に殺されるな……それでだな」
聞き捨てならない言葉が聞こえたようだが、本題の方が重要である。涼介は智幸にすぐさま聞いた。
「何か案があるのか? 智幸」
涼介の京一の無二の親友、舘智幸は性に関してはあらゆることに通じている。
何しろ京一のことを知り尽くしていると言うことでは涼介が世界で唯一認めている男だ。
その男からのアドバイスなら、一聴の価値があると涼介は踏んでいた。
智幸のアドバイスは簡単なものだった。
クリスマスにちなんだ小道具を用意していればいいと言う物だ。
確かに、いろいろ工夫を凝らした趣向を思いついても、いざ思うような小道具が無ければ成しようがないからだ。
ムードもそっちのけで小道具調達になるのもいけない。愛し合う二人の雰囲気を壊さないのが一番なのだ。
「小道具……か……」
去年は小道具と言ってもそれは京一の部屋にある窓ガラスだったのだから、苦労は無かった。今年はとなると涼介は考え込む。
「…………」
京一の部屋でひとり、モンモンとする涼介は先ほどの電話で智幸が言った言葉を思い出した。
『京一が一番大事にしてるのは、お前が存分に心置きなく善がるっつうことなんだ。あんま突飛なことは考えずにいればいい』
京一の事になるといかに冷静さを装っていても、鼻息荒く暴走してしまう涼介の特性を十二分に理解しつつ、いい加減面倒くさくなってきてきた智幸からの忠告は的を射ていた。
「俺が存分に……」
『……そうだ。道具とか演出とかは適当でいいんだよ。事の本質を見失うなよ? 涼介』
涼介自身は「暴走」とは思ってはいないが、その辺りも大人な智幸はとりあえず優しく汲んだ言葉を使った。
やはり親友の京一には、涼介の暴走に快く乗って欲しいものだったからだ。
「そうか……そうだよな……たまには善いこと言うな……あの男は」
部屋に飾られたクリスマスツリーを前に涼介はひとり呟く。
その美しくも常人離れした端正な面に、ツリーのイルミネーションがチカチカと点滅する光りが写っていた。
「……と言うわけなんだ」
申し訳なさそうに京一に話す涼介はベッドの上にクリスマスの夜に京一が使うだろうと想定した小道具を並べている。
ロープにガムテープ、何故かマジックペンに鋏。洗濯挟みに、ベルトにネクタイ。輪ゴム。
「……引越しでもするのかこれは……」
仕事帰りに京一が買ってきた持ち帰りの料理で、二人だけの豪華なディナーを楽しみ、スパークリングワインにケーキを食して、そろそろ……と風呂に入り、恥らう涼介を腕に男として意気揚々とベッドに入った京一が上掛け布団をめくり、目にしたものである。
「小道具と言われてもあんまり浮かばなかったんだ。それに考えすぎるのも良くないと智幸に言われたから、適当にその辺にあったものを持ってきた」
「…………」
気持ちはありがたい。が、これをどう使えばというか、それは即座に浮かんだ聡明過ぎる男・須藤京一ではあったが。
「……個人的にはな。あんま道具を使うのは好きじゃねぇ……」
と言うのが、本音の京一ではある。
「そうなのか?」
「大真面目に道具使うとかSとかMってのは、俺にはギャグにしか思えねぇんでな……」
涼介は素直に苦々しい顔の京一を見上げる。それは子供のような表情であった。
「……なるほど」
「……まあ、お遊び程度ならしねぇってこともないがな。だがやっぱりお前にはな……」
ぎしりとベッドが音を立て、京一の体重を受けた重みが涼介の方へと傾く。
「……俺の全てで感じさせてやりてぇ」
「京一っ……!」
その言葉を受けて、涼介は腕を伸ばした京一へ倒れこんだ。
衣服と言っても薄いパジャマを脱がされることは無く、生地の上から敏感な部分を摘み、掴まれ、擦られて涼介は性感と言う性感を散々に高めさせられていた。
「ああっ……ア、ア……」
風呂上りに穿いたばかりの洗い立ての下着が、先走りで既にびしょびしょになっている。もがくように京一を押しのけようとしても、エロに関してはスケベで意地悪な京一は易々と涼介を押さえ込み、弱い部分を執拗に責める。
「……服着たまんまじゃ物足りねぇか? じれったいのが良さそうだぞ? 可愛い涼介……」
硬く張り詰めたアレを衣服越しに擦り付けられて、その強大な存在を嫌と言う程太股や腰に感じさせられて。
「ああ、欲しい……っ! 京一の大きいのが欲し……」
自分だってこんなに戦闘態勢なのに、余裕たっぷりに笑う京一に悔しくもとろけてしまう。
早く邪魔な服を剥ぎ取って、いや破いて裂いてくれてもいい。熱い肌を重ね合わせて、濡れた粘膜を擦り合わせたい。京一の肌に包まれて、激しい律動に揺らされながら、京一のキャンドルから熱いロウを中に垂らして欲しい。
涙目でねだりながら足を開いては、あの部分に宛がうように絡みつかせる淫らな恋人に京一はいっそうヤニ下がる。
(*伏字には字数、外国語、日本語、方言関係なしにお好みの単語をどうぞ)
「お前のおねだりは男冥利に尽きるな……俺の×××もガチガチに勃ってるぜ……」
ああ……京一得意のいやらしいどSエロオッサン言葉責めが……と涼介はうっとりと悦に浸る。
「ほら、涼介……俺の×××が欲しいんだろう?」
「ああ……ふ……欲し……い……大きくて大好きな京一の……」
「俺の……なんだ?」
舌で耳の穴を嬲られながら、低く囁く京一の言葉責めは涼介の理性も何も痺れさせ、腰がじんじんと疼く。
いやらしい言葉を言いたい、だけど言ってしまえば完全に理性が飛んでしまう。いや、飛んでしまいたい、そして京一に可愛い奴だともっと辱められたい。
浅ましく欲しがる自分を見て、京一も更に熱くなって欲しい。
涼介の唇は甘い喘ぎを漏らしながらヒクヒクと動く。
「逞しい京一の……京一の……×××……っ」
口にした言葉があまりに直接的過ぎて、涼介は頭が一気にどピンクになった。
「ああっ……こんな恥ずかしい言葉を言って、興奮する俺を見てくれ……京一……」
「ああ……しっかり見てるさ……とんでもなく恥ずかしい事を言ってるお前は堪らねぇな……ぞくぞくするぜ」
訳もわからずに京一にすがりつく。京一は涼介を抱き締めながら耳や首筋に舌を這わせ囁く。
あからさまな淫語を言われて言わされて、興奮はどんどん激しくなる。
発情モードに入った涼介は、はっはっと息を荒げながら、京一の凶器が衣服を突き破らんと尻に当たるのを本当に性交しているように喘ぐ。
「あ……乳首も感じるっ……」
充血して尖った乳首を人指し指の横腹で擦られて、びりっとした快感が駆け抜ける。涼介はひくひくと内壁が物欲しげにうねり出すのを京一に訴える。
「気持ちイイっ……ふあ、中、中にクるっ……はあ、ア、もっと……もっとして、あ……っ! いやだ、いや……乳首、感じ過ぎてイキそうだ……っ」
涙を浮かべながら京一の首にすがりつく涼介は、京一に助けを求めるように己の唇を京一のそれに寄せる。
「いいぜ……涼介、ここをノックしながら可愛い×××も擦りまくってやる、このままイけ」
舌を絡み合わせて涼介の嬌声を体内に飲み込みながら、京一は腰を淫らに動かし、飲み込みたいとひくつく涼介の蜜孔に擦り付ける。
同時に顎を反らして喘ぐ涼介の胸に歯を立て、指で尖りを弄り尽くしてパジャマを持ち上げている性器を服越しに手で扱いた。
「あああ、はあっ―――――ア、ア、そんな、凄くイイッ……イク……アッ……アッ……」
ぐったりうっとりしている涼介を京一は手早く素っ裸に剥いた。下着は悲惨な有様であるのに苦笑する。とっとと自分も全裸になった京一は瞼を伏せ、肩で息をしている涼介を見て、ふと考え込んだような面持ちになった。
―――――クリスマスと言うことで俺が苦労しないために涼介は智幸に聞いたり、いろいろ考えたんだったな……
ベッドから除けた小道具の数々はテーブルに慎ましく置いてある。
それに目を向けながら、やはりちょっとああいう物を使うのは……しかもクリスマスぽくは無いしな……と、京一は全裸で皇帝降臨したまま頭を巡らせる。
「う……ん……」
頬をピンクに染め、陶然としたまま艶艶している涼介を見つめる。間接照明と、クリスマスツリーのイルミネーションに彩られたしなやかな姿。その白い肌に彩りを映して。
「……ま、仕方ねぇか……」
良い子は真似するんじゃねぇぞとひとり呟きながら京一はベッドから降りた。
「京一っ……去年のお前はサンタでキャンドルだったっ……今年は俺がツリーなのかっ……」
目が覚めた涼介は、己の置かれている状況に嬉し恥ずかし、またそれを窓ガラスで見ると言ってはりきってしまった。
涼介は色とりどりに点滅するイルネーションをたくさんつけた電気コードを体に纏っている。(感電の恐れがあるので良い子は真似しないでくださいm(__)m)
しなやかな体は京一に跨る形で下から京一の極太キャンドルをハメ込まれ、イルネーションの点滅によって濡れた結合部が鏡に淫靡に映る。
「素敵だ……っ、なんてゴージャスでブリリアントなクリスマスツリーなんだっ……」
二人で波打つように腰を使いながら、じっくりと点滅しながら映し出される局部を見つめる。
「あんな……ピンクの光りで点滅した京一の×××が、俺の××××に……挿れては出して挿れては出して……! ああ……素敵にいやらしい……」
ギッシギッシとベッドを揺らし、涼介は後ろを振り返りながら腰を浮かせては下に下ろす。
「気に入ったか? 今年のツリーは偉く揺れやがるぜ……」
快感を貪る細い腰をしっかりと京一は手で掴み、下からもグラインドをしたり、長いストロークで突き上げては涼介に嬌声をあげさせる。
そして目の前でイルネーションの明かりに見え隠れする尖った乳首に舌を立てた。
「ああ……そこもイイ……もっとっ……! もっと舐めて、もっとハメて……っ!」
涼介は歓喜し、京一の舌に宛がうように、自ら胸を突き出して愛撫をねだる。
「う……んふ……ああっ……ああ、は……ああああ―――――ッ……こっちも……して……」
ピチピチと舌で弾かれて、涼介は片方の胸もそうして欲しいと交互に京一の舌に寄せる。自分の薄い皮膚の粒が京一の肉厚の舌に激しく嬲られる様を見て、朦朧と目が霞んでいく。
反り返って揺れる男性器の先端から涎を垂らすように透明な液体を京一の蠢く腹に零して、涼介は下からズチュズチュと突き上げる愉悦に溺れた。
「あああっ……ツリーの股に点滅する×××があんなにハメられてっ……! イイっ……っ」
涼介の悦びに合わせて、京一の容赦ないストロークとフラッシュのように点滅するイルミネーションが駆け巡る。
濡れた手で涼介のツリーも存分に扱かれて、いっそう激しくなった動きに堪らず絶叫した。
「グ、グレイトフルッ……ホーリーナイト! も、アアっ……イク――――――……」
京一の呻きと重なり、涼介の歓喜に溢れた声はクリスマスイブの夜に響き、木霊した。
はあはあと呼吸音が聞こえる。だが京一は、まだまだ余裕で涼介の額に瞼にとキスを繰り返していた。
理性をぶっ飛ばして善がる涼介ほど、京一の本能を直撃するものはこの世にはない。
それでなくても怜悧な外見の癖に、とてつもなく純粋で可愛らしい部分を隠し持つ涼介が存分に甘えるその姿は、京一にとっては何よりのクリスマスプレゼントだ。アドバイスをくれた智幸にも心から感謝しつつ。
「……お前が可愛くて仕方ねぇ……特にエロいお前は最高にそそる……」
強面な顔に似合わず、京一は涼介に甘い言葉を心おきなく囁く。涼介は京一のキスと愛の言葉を受けて、まだまだ色気立ち昇る面にしっとりとした微笑みを浮かべる。
「涼介……お前にもっと飾りつけをしていいか……?」
チュ、チュ……と額や瞼にキスを受けて、涼介はうっとりと京一を見つめる。
「して……お前になら何をされても嬉しい……」
愛してるから……お前だけだぞ? と、言う涼介の小さな声を聞いて京一は涼介をぎゅっと抱き締めた。
「ああ……そんな……」
涼介の両足の間、京一の金髪が蠢いている。散々に貫いた粘膜を宥めるように丹念に舌が舐め回す。膝裏を持ち上げられ、ベッドに押し付けられながらも、イルネーションを巻きつけた自分の体が愛する男に何をされているか、鏡のようになった窓ガラスを見つめている。
「……あんな恥ずかしいところを舐められている……っ」
上気した花のような顔で、涼介は京一の舌が狭間に閃くのを見つめる。粘膜は赤く濡れてぱっくりと開き、もっともっととねだるように腰が動く。
「こんな……なんて淫らな事を……」
今にもとろけそうな陶然とした顔で。
ひくつくアナルを舐められながら、ちゅくちゅくと性器を自身の手で扱き、胸を弄り続けている。そんな淫乱ともいえる自分の姿は瞬くイルミネーションの明かりでなおいっそう淫らに見えた。
「気持ちイイか……たっぷりと可愛いここに俺の×××を突っ込むからな。たくさん舐めてやろう……」
「いや……ああっ……舐められているところが映っている……っ」
あお向けられて突き出した、涼介の白い双丘の狭間に。顔を埋める京一の顎のラインが舌を使うたびに動く。
「ああっ……いや……恥ずかし……」
と、言いながらも淫らな手遊びを止めずに、己の反り返った性器をクチュクチュと扱く涼介を見て京一はニヤリと笑う。
「ほら……良く見てみろ……。こんなとこを俺に舐め回されてるぜ……」
ピチャピチャと音を立てて舌を上下に動かしながら、京一は鏡のような窓ガラスに映る涼介の欲情した顔に目をやる。暗闇の中、イルネーションに彩られて京一に嬲られる様を見つめる涼介は、更に欲情したように唇を開いた。
「んふ……あ、は……見える……あんなに京一に愛されてる……」
「……そうだ……お前のここもこんなにいとおしい……ほら、もっと××××を舐めてやるからな……たっぷり善がれ……」
「ア、ああああ……気持ちイイ……凄くイイ……もっと舐めて……こんなことされて感じまくる、いやらしい俺の××××舐めて……」
京一の言葉に反応して筋張った性器の小さな割れ目から、こぷ、とくりと滴が溢れる。悪戯な指先でそれを亀頭に擦り付けては、輪を描くように撫でまわす。
「堪らねぇ……涼介……ここがこんなにひくついてるぞ」
目を獰猛に細めた京一が、舌先を引き込もうとする粘膜ににやりと笑う。指先でちゅぷりと開いて、更に涼介に見せつけるように舌を伸ばす。
「ああっ……ああ、もう……京一、京一、×××を挿れてくれ……」
ビクンビクンと腰を波立たせながら、涼介は京一を誘う。
上体を起き上がらせた京一は、巨大な怒張を扱きながら涼介にニヤリと笑いかける。
「ああ……たっぷりとな……コイツで突きまくってやるぜ……涼介」
「嬉しい……京一……ハメて……」
膝裏に腕を通して、涼介は持ち上げた。双丘に細い手を這わして、京一の目に濡れ開いた部分を見せ付ける。
「ここ……俺の××××に……お前の×××を奥まで欲しい……」
白く細い指先が淵をなぞっていく様はとてつもなくエロティックだった。
京一はキスを涼介の悪戯な指に贈ると、灼熱に反り返った性器を宛がった。
「あああああ―――――……ふ、ああッ……溶けてしまう! 京一、京一―――――ッ……」
さんざん嬲られた粘膜は、限界まで敏感になっていた。
熱く溶け出して今にもポトリと落ちてしまいそうなロウのように、涼介の内部は熱く潤っている。
上から叩き込まれるように巨大な肉棒を打ち込まれる。
窓ガラスには杭のように、上下に動いて交わる結合部が映されて、激しいリズムで出し入れされる粘膜が濡れ光って点滅する様は眩暈がしそうなくらい卑猥だった。
もっと欲しい、もっと突いて……っと叫び声を上げる涼介は、京一の逞しい腕に押さえ込まれて犯されながらも自ら腰をせり出して両足を天に向けている。
パンパンパンパンッと肉を打つ凄まじいピストン運動に、擦り上げられる粘膜から京一の精液と蜜液が混じって泡立ち散っては、光る糸を垂らして落ちる。
「ふああっ……あはぁ……っ…、フ、ア、ア、アッ……」
折り畳まれた両足はビクンビクンと揺れて、シーツを掴む手は更に彷徨って蠢く。
「クッ……すげぇ―――――×××に絡み付いてきやがる……涼介、お前の××××に溶かされそうだ―――――ッ……」
「いや、もっとッ……ああっ……××××イイっ……! 京一、京一の×××好きっ……!」
既に映像どころか音声も放送禁止状態である。互いに興奮の極致にありながら、淫らな言葉を言い合って行為に耽る二人をイルネーションが空気を読んでいるかのように、点滅し、LEDのフラッシュが発光しまくる。
「アッアッアッ―――――……出……もぅ……××××イクッ……! イク―――――ッ……」
苦しい体勢なのに京一の腕を渾身の力で掴んで、射精しながら上体をバタンバタンと痙攣させた涼介の中も引き締まって京一の怒張を刺激する。
「クッ―――――……出すぞ涼介っ」
限界まで膨れ上がった熱塊を涼介の粘膜に、激しい律動でいっそう奥深くに叩き込む。
「―――――ひ……あ…ア……ハ……」
首をだらんと下げて。声も出せずに、呼吸音だけを開いた唇から漏らした涼介の体内から、京一は猛りきった怒張を引き抜いた。
「……飾って、やるッ……俺のでな……!」
びくんびくんと痙攣しながら、まだまだ腰を切なげに波立たせている涼介の朦朧と霞んだ眼前に、熱いものが迸ったのが見えた。
「アッ……あああ……来て…俺を綺麗に飾りつけて……」
張り詰めきったそれを京一の手が力強く扱き上げ、噴き出すものを見て涼介はうっとりと笑みを浮かべる。
堪らないと言うように両手を京一に伸ばした涼介の、髪や顔、そして胸や腹に白い粘液が降りかかる。
「ああ……っ…………ハレルヤ……ッ……」
ボタッボタ……と肌に落ちる度、微笑みさえ浮かべて受け止めるように腰をくねらせている。
「……とても……綺麗だ……お前は本当に……」
まだまだ小さな滴を涼介の体に零しながら、汗の浮いた顔で目を細め、男臭く京一は笑う。
その顔が好きだ……と涼介は混濁した頭で思った。そして京一も己に抱かれてうっとりと快楽の海に漂う涼介をこれ以上なく愛しく思う。
「Marry Christmas 俺の涼介……」
「Marry Christmas 俺の……京一……」
伸ばされた手に応えるように、ぎゅっと身を抱き締める。甘いキスで熱い吐息を交わし、瑞々しい舌を擦り付けあう。
鏡のような窓ガラスの向こうには、二人の姿を覆い隠すように白い雪がチラチラと降り出していた。
外には雪が舞い出していた。そして夜空には幻想的に光り輝く軌跡が描かれている。
「……去年といい、またあのカップルは本当に……トナカイが興奮してかなわんわい……。まあ、ワシもトナカイのことは言えんが……ゴホ。さあ、仕事じゃ仕事! 世界中の良い子が待ってるぞ!」
夜も深くなってきたクリスマスイブの空、白い雪を跳ね除け駆ける、聖なる者が一際手綱を力強く引っ張った。
Pict
2010/12/24 Love*end