D's NOTE | ナノ
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D's NOTE

 もうウンザリだ

 空っぽな走り屋ばかりで

 誰かがやらなくちゃいけないんだ

 もうたくさんだ

 カス揃いの走り屋ばかりで 本当に速い走り屋は僕だけだ

 腐っている走り屋は僕が消す 走り屋の掃除だ!

 世の中に知らしめるんだ

 この「D」の速さを!


「PROJECT-D」

 そのサイトを管理する高橋涼介の秘密テキスト、「D'S NOTE」に記された者は、走り屋として「DEATH」である「敗」が刻まれる。

 公道のカリスマ、赤城の白い彗星と誉れ高い、高橋涼介率いる「PROJECT-D」に纏わる、不可思議な現象の数々は。
 北関東一帯の走り屋、さらにはプロでさえも翻弄され、脅威となった。

 ある者には枯れ葉がスピンを起こさせ、ある者にはイタチが、コースに飛び出し

 また、ある者には知り尽した筈の水路を一瞬見失う幻惑を

 ある者には突然の体調不良を…



 そして近頃は次元を歪める「ゾーン」なるものまで出現した

 その異様な偶然と常識外の連鎖に、高橋涼介に影のように寄り添う「漆黒の男――――須藤京一」が。

 深く――――深く関わっているだろう事は誰も知らない




「―――――上手くやったぜ…さあ、林檎をくれよ…」

「…ふふ…甘酸っぱくてジューシィだ…京一」

「たまんねぇな――――…」

「…林檎を食べたら…俺を食べるんだろ…?」

「もちろんだ…メインディッシュだからな…」

「ああ―――――…デザートも…食べ…」





結局LOVEでした

D'S NOTE

2008 3/8 京涼ラブバンジャーイ!

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