※時系列ばらばら、会話文多め。
たまに出てくるヒロイン名は固定です。



八田くんとわたし先生

「アンナちゃんが先生……」
「びっくりだよな」
「かわいい……」
「聞いてねえよな」
「…………八田くん、まじめにガッコ通えるの?」
「お前だって真面目じゃねえくせによく言うぜ」
「八田くんが心配……。わたしもこっそり先生のふりして見守ってるね」
「…………は? 無理があるだろ!? お、お前が先公とか出来るわけがねえんだよ俺の心配する前にまずお前馬鹿だし馬鹿だし馬鹿」
「八田くん廊下にスタンドアップ!!!」
「やりたいだけだな!?」

Feb.12(Wed)


猿比古くんとわたし@学園K

「猿比古くん………その服…………」
「チッ、なんだよ」
「……すごく優等生みたいだよ」
「あっそ。風紀委員長らしーからな、当然だ。似合ってんだろ」
「似合ってるけどさあ、格好いいんだけどさあ」
「……っ、じゃあなんでそんな不服そうなんだはっきり言え」
「猿比古くんが優等生っぽく背を張ってるととこう……やる気無さそうないつもと違って更にわたしから遠いな……と。柄悪い目付きは変わんないけど。高校行っちゃうし」
「…………お前ほんと、悪口なのか照れ隠しなのかわかんねーよな……」
「うわっ髪の毛ぐしゃぐしゃになっちゃう!」
「うるせー黙ってろ」

Dec.27(Fri)


八田くんとわたしと力業

「あっ八田くーん、歩きながらなに読んでんの?」
「マンガ」
「うわっそれ今週号じゃん! 見せてみせて」
「おい覗き見んなっつの」
「出たそのマンガー。ヒロインみんなぼんきゅ! ぼん! のやつ。世の中の女子がみんなそんなだと思って」
「確かにお前はな」
「なんだとー!!」
「!?」
「ふっ! ふぬぬぬぬぬぬ」
「な、な、バカお前なにして………っ」
(背中に胸押し付けてんのか!? いやないけど! ないけど……やっぱ少しはこいつ も、)


「店の前なんにお熱い抱擁やな」
「ぬうう! あ、草薙さん! 見てくださいもう少しでジャーマンスープレックス決められ、そ……!」
「…………」
「……もう気絶しとるで、八田ちゃん」
「なんで!?」

Jun.15(Sat)


猿比古くんと梅雨

「すんすん」
「何してんだ」
「匂いをかいでるの」
「変態」
「へっ変態じゃないよ風流だよ! 雨の匂いがするなあって思って!」
「……チッ、野生動物か」
「なんだその目は……! ほら、この匂い。落ち着かない?」
「じめじめしてるだけじゃねえか」
「そう? わたしね、好きだよ、このにおい」
「そうかよ」
「うん。猿比古くんの隣だとね、特に」
「はあ?」
「猿比古くんの匂いも混じってとっても落ち着くんだ」
「……」
「うーん、雨みたいな匂いがするってことかな?」
「………………チッ、俺もじめじめしてるって言いてえのかよ」

Jun.8(Sat)


八田くんとわたしとおにゅー

「あっ、八田くん、もしかしてその帽子おにゅーなの? すごく……すごく、似合ってる、よ!」
「おう。よく分かったな」
(そんな細かいこと気付いてくれるとかもしかしてそういうことなのかよ! ちょっと顔赤くして笑いやがってちくしょうかわい)
「た、タグ……ついてるもん……ぶふっ」
「うわあああああああああああああああああああ」

八田ちゃんならやる(偏見)

May.16(Thu)


告白の日

「ねえねえ草薙さん」
「どないしたん」
「今日なんの日か知ってますか」
「……5月9日やけど、なんかあったんか」
「こ、く、は、く! ……告白の日ですって!」
「…………で?」
「………………こ、告白します」
「昨日店のグラス割ったの隠したことやろ」
「ばれてたああああああ」

May.9(Thu)


エリックくんとわたし

「エリックくんてさ、英語ぺらぺらだよね。当然だけど。いいなあ! ねえねえ、何か喋ってよ!」
「そういうフリが一番イラつく」
「えー」
「…………I've never really liked anyone before I meet you. 」
「!?」
「I'm really glad I met you. 」
「え!? は!!? 速すぎてよく聞こえないし意味わかんないし……ぱーどぅん!?」
「…………」
「なんでそんな不機嫌そうなの!? ねえちょっとエリックくんてば!」


あなたに会うまで誰かを好きになったことなんてなかった。あなたに会えて、よかった。

May.5(Sun)


猿比古くんと八田くんとわたし

「略すとDTになる単語は」
「デュエルスタンバイ!!」
「正解!!!!!!」

Apr.30(Tue)


執事喫茶HOMRA

「ちーっす! こんにちは皆さんところで千歳くんと出羽くんに聞きました! 皆さんこの間執事喫茶しようとしたとか! なんで呼んでくれないんですか!! わたしがいれば執事アンドメイド喫茶HOMRA大繁盛間違いなしなのに!」
「……今更その話持ち出したんか……っては? なんやその格好」
「メイド服from百均です」
「さすが百均、安っぽい上に布の減量のためかスカートが短いっすね」
「冷静に状況判断してる場合かよ鎌本ォ! お前その格好で街中歩いてきたのかよバカじゃねえの!!? 似合ってねえし悪目立ちするしわざわざヘッドドレスまで買うとか金の無駄遣いだろ!」
「これはアンナちゃんとお揃いのを前に買ったのー! 無駄遣いじゃありません!」
「ちげえよ! そこまで凝る必要ねーだろバカじゃねえのかほんとバカだろお前バカだよバカほんとバカ」
「落ち着きや八田ちゃん……。でも八田ちゃんの言う通り、はよ着替えた方がええと思うで」
「……そんなに似合わないかなあー」
「そんなことないよ、へーき、かわいいかわいい。でも八田みたいに分かってくれない人いるから、そういうのはまず俺に見せてくれたら嬉しいな」
「多々良さん……!」
「十束さんの本気っすか……」
「俺ダシにされて十束さんいいとこどり!!?」

Apr.24(Wed)


猿比古くんがいない日

伏見の吠舞羅脱退判明シーン、没バージョン。
突然始まり突然終わります。

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Mar.31(Sun)


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