(淵淮前提)覇淮で温泉で15禁位のエロでも全然エロくない乱文

※くだらなさはついにメーターを振り切った



「郭淮さん俺と突き合ってください、本気で」
「え、ここで言いますか?何より敬語は気味が悪いので止めて頂けないでしょうか」
カポーンという擬音は何故生まれたのかと郭淮は考えながら、片手で湯を掬い肩にかける。
夏侯覇の意味の解らない誤変換の台詞は、逆上せたのだろうと、湯に流した。
ふぅと息をつけばじわり温泉の効能が体に染み入るようだ。郭淮はうっとりと目を閉じる。外風呂は涼やかな風を郭淮に運んだ。
「ちょっと、俺の告白はスルーって酷くない」
夏侯覇は既に岩風呂から上がり、大きな岩の上に倒れて休憩していた。そこでわたわたと四肢を無造作に動かす。
「わたくしは湯治に来た訳で、子供をプールに遊ばせにきた訳ではないのですがね」
「そりゃそうっしょ、子供なんてどこにいるのよ」
自覚無し、か。郭淮は渋い顔をする。
夏侯覇とのやり取りで、じわりと神経が高ぶってきたことを自覚すると、また郭淮も浴槽から上がる。近くに置いていた手ぬぐいをさくっと腰に巻けば、まあマナーとして重要な部分は隠れる。
その所作を熱心に見つめる視線を感じつつも、郭淮は、知らぬ振りをして、内風呂の方へ歩いて行った。
「えぇー嘘だろ…」
ひとり残された夏侯覇はしょんぼりと後ろ姿を見送った。
が、いなくなったと思えば、すぐに戻ってきた郭淮に夏侯覇は尻尾をはち切れんばかりに振る犬のように出迎えた。
「どこいってたんだよ」
「あぁ、水分補給に行ってきました。わたくし、気を抜くとすぐ逆上せるので」
ふーん、と鼻で言いながら、夏侯覇はすらりとした郭淮のほぼ裸体を下から眺める。
「なんか、ムラムラしてきた」
夏侯覇が呟けば、郭淮は顔をしかめる。
「何故でしょうか」
「うーん、やっぱ、郭淮の裸見た、から?」
「それはまた、奇特ですね」
「いやいや、けっこーエロいってそれ」
やはり遺伝というものだろうか。と郭淮は思う。まだあどけない顔に面影を探すと、凛々しい眉は、それらしかった。
しかし、趣味まで父親似とは。いや、もう自分が充分歳をとってしまった分、息子の方が重症か。郭淮の脳裏に優しかった笑顔が浮かぶ。
これは上手くかわさねば、夏侯淵将軍への不貞になるだろうか。深慮せど、視線がちくちくと刺激してくる。主に下半身を。
「…なぁ、郭淮、本気で俺としない?ほら、こういうパターンって二人以外誰も入ってこないってのがセオリーだしさ。…俺、結構、郭淮に本気だし」
先にもっと恥ずかしいことを言ってるだろうに、後半部分は照れて俯く夏侯覇に、郭淮は拒否の言葉を喉の奥に引っ込めた。
「…そこまで言うのでしたら、貴方に心得があるのであれば、わたくしは頑なに駄目とは言いませ…って、ちょちょっと待ちなさ、うわあぁ」
ざばんと水柱が上がった。
お湯の中で郭淮がなんとか体勢を整えると、いきなり体に乗り上げるように抱き着かれた。
まだ目に湯が入ったままの歪んだ視界の中で、唇を塞がれる。驚きに緩んだ口にはすぐに舌が入ってきて、ちゅくちゅくと中を愛撫された。
腰に腕を回され、横腹を撫でられると郭淮は我慢出来ずに唇を振り解くと、堪らず悶えた。
口寂しいのか夏侯覇はそんな郭淮の首筋を軽く二回吸う。そして、郭淮の耳元で切なげな声を出した。
「な、郭淮。この反応ってすごく前向きに受け取ってもいいのか」
「…ご自由に」
「そ、か」
そうすると、夏侯覇のもう片手の指が、郭淮の尻を割って、下の口腔の入口に触れる。それには流石に動揺した郭淮は顔を赤く染めた。
「い、いきなりですか?」
「ん、郭淮は前戯必要な派だった?」
夏侯覇はそう言いながら、ふにふにと指先で郭淮のそこを揉む。
「いいえ結構です、けど」
そう言う郭淮の体は羞恥にびくびく震えていた。
ほんと意地っ張りだよなぁ。と夏侯覇は内心ごちながら、郭淮の変化を伺う。
指先に力を入れば先が埋まり、郭淮の体が硬直した。
「もっとリラックス、リラックスって、な?」
夏侯覇が囁けば、郭淮は黙って体を緩める。しかし息は確実に乱れていっていた。
郭淮の後口は指一本程度難なく飲み込んでしまい、内側を遠慮なく探られ、郭淮は背をのけ反らせる。
「だめだめ郭淮、お口はこっちな」
夏侯覇に頭を戻された郭淮はまた口を塞がれ、そのまま指をピストンされた。ほぼ全て引き抜かれてはギリギリまで突き入れられの繰り返しに、口付けの余裕なく、郭淮は声を漏らす。
それでも執拗に唇を吸ってくる夏侯覇に郭淮の脳は沸騰寸前だった。
「郭淮、指増やしてもいい?」
「は、あ、やぁ、無理です…流石に、お湯じゃ二本は入りません、から」
「えぇー…こんなとこに指突っ込まれてよがるようなヘンタイなのに」
夏侯覇は完全に指を郭淮の中から抜くと、次は人差し指と中指でそこを揉むように弄り出した。
「郭淮、疼いてるのわかってるから。中、擦ってほしい?」
郭淮は切なく呻く。
「…でも、だめ、です。わたくし、裂けたら治りにくいので、ね。大切に使ってください」
「あぁもうわかりましたよ!」
夏侯覇は軽々と郭淮を持ち上げると、温泉の縁に脱力した郭淮を優しく倒す。
仰向けに曝された郭淮の裸体はほてって赤くなっていた。郭淮の雄はくんっと上を向いていて、しっかりと興奮していることを示していた。
「あらら、やーらしー」
夏侯覇が冷やかせば、郭淮は顔を更に赤らめる。
「貴方だって十分いやらしいでしょう」
人のあらぬとこを弄り回して。じんじんと疼く後口の切なさを郭淮はぐっと堪えた。
そのうちに夏侯覇は、郭淮の前にどんっとどこかから持ってきたボトルを置いた。
それに郭淮は目を丸くする。
「え、これは…」
「ボディーソープ。これでいけるっしょ」
その言葉に郭淮は顔色を変える。
「いや!だめです、だめ、こんなの入れられたら、死ぬ!」
「やってみなきゃわかんないって」
逃げ出そうとする郭淮を押さえ込むと、夏侯覇は容赦なくボディーソープでぬるつく指を二本、郭淮の後口にくわえさせた。
温泉の中で解されたそこは、ボディーソープの滑りを借りて呆気なく二本を飲み込んだ。きゅんと入口が締まる。
「あ、やぁ…」
「うわ、締まりすご」
「やあぁぁ、い、いっ、いったぁ!痛い、いや、いや、滲みる!痛いです、から、止めっ抜いて、下さい、ほんと!」
「…え」
「え、じゃない!抜いて、中、早く洗ってください、あぁもう、死ぬ、死にます…」
夏侯覇は呆気にとられたものの、慌てて、指をお湯で清めると、郭淮の中に湯を入れるようにして抜き差しをする。
「あ、もっと、奥まで、奥まで入れて掻き出して下さい…」
少しずつ中のぬめりがなくなっていくが、郭淮は足りないようで夏侯覇を何度かせかす。
「あ、うぅ…」
夏侯覇が指二本でお湯を流し込んでは掻き出すのを繰り返すと、郭淮は切なく悶えた。痛みに。
「もう馬鹿、本当に馬鹿ですか。傷口に塩を塗るようなものでしょう!あぁもうこのバカ侯覇、バカ侯覇!夏侯淵将軍はずっとお上手だったというのに嘆かわしい!」
「…え?父さん?」
郭淮の中をまさぐっていた夏侯覇はいきなりの父親の名前に目を丸くした。
「あ…」
郭淮の頭に上った血が、一気に引く。
「あはは、冗談だよな、な、郭淮…」
郭淮は何も言えずに顔を逸らす。
郭淮の無言の肯定に夏侯覇は絶叫した。
「本気かよ!ていうか俺、父さんと穴兄弟かー!」
夏侯覇は郭淮をほっぽりだして頭を抱える。
「いえ、まだ貴方は入れてませんから…」
「バ郭淮!そんなこと言うなよ!ていうか父さん入れたのかよ!」
「ちょ、一旦落ち着きましょう」
「いやいや落ち着けないだろ、これから一生郭淮は全席俺指定なんだからな、もう他の男とは…男、男とは…男とはっていうか父さんとは、しちゃ、だめ、」
「なんか、本当、すみません…」
「バ郭淮…リベンジさせてくれたら、許す」
「今日はちょっと新鮮なトラウマが」
「じゃあ全部父さんに話す」
「…今夜、わたくしの部屋にローションとコンドーム持参でいらして下さい」
「…父さんは中出ししたの?」
「…されま、した」
「じゃあゴムは無しで」
「…はい」

終わり


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