「I'm home.」

ガチャリとドアの開く音がして、急いで迎えに走る。
そこには笑みを浮かべてただいまの挨拶をする政宗がいて。

「おかえりなさい!」

一番にその言葉を言うのが、一日の中で一等の楽しみ。

「遅くなるから先に寝とけ、って言ったじゃねぇか。」
「だって、政宗に“おかえりなさい”を言うのが楽しみなんだもん。」

そう言えば照れ臭そうにthanks、なんて言う貴方がいて。
自然と笑みが零れて。
政宗が靴を脱いで上がってくる瞬間に抱き付いた。

「…っと。危ねぇだろうが。」

それでも私を抱き留めて、頭を撫でてくれる貴方は優しい人。
そんな貴方にいっぱいの気持ちを込めて言うの。

「政宗、大好き!」

ああ、幸せ。


シアワセ


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