君は気づいてるのかな、僕の視線の先の正体を。

登校中、友達に手を振る君をみた。
授業中、教科書に落書きをする君をみた。
昼休み、焼きそばパンを大きな口で頬張る君をみた。
下校中、


僕に微笑む君がいた。


「炎真ー!」
「あ…」
「今帰り?一緒に帰ろー!」
「うん…」


そんな無邪気に笑わないで、僕といたら、君は


「そんな顔、しない」
「!」


考えが見破られたのかと思った。
頬を掴む手に体温が上昇する。
真剣な瞳は、僕のちっぽけな不安なんて跳ね退けてしまうようで。


「炎真の事、好きだから一緒にいるの」


ふわりと春に似合う柔らかな笑顔を素直に見れなくて、ふい、と目を逸らした。


恥ずかしくて、顔が上げられなくて、初めて言われた"好き"が体中を熱くして、頭がくらくらする。

隣でにこにこ笑う君を見たら、これ以上は駄目だって、分かっているのに それでも


求めることが愚かでも

(僕は君と並んで歩いていきたい)


110411
炎真のよく分からない夢を書いてしまいました/^^\
なんか、ふわふわした感じのが書きたかったんですほんとはwww




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