10:Sleeping Sweet Devil 1 / 9


今日の私は酷かった。

何が酷いって、女の子ならば誰もが知る痛みを現在痛感している。
予想以上に重かった。痛い。


「真麻……薬持ってない?」
「ごめん持ってないわ」


教室で私の言葉に真麻が謝罪するように両手を合わせた。

そんな。



「……ちょっと保健室行ってくる」



もうすぐ午後の授業が始まるけれど、薬をちょこっと貰うだけだからすぐ戻ってくることができるだろう。

真麻に見送られて私はゆっくりと教室を後にした。


階段を下りて1階へ。
よぉし保健室はもうすぐそこだ。




≪≪prev




しおりを挟む
back




「#年下攻め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -