02:御伽噺とお弁当 8 / 8 「餌付け……?」 魚住先輩の不思議そうな声も気にせずぱくぱく口へと運んでいく。 あっという間に、重箱は空になった。 「ごっそーさん」 「ごちそうさま」 「ごちそーさまぁ!」 「ごちそうさまでした」 「はい、お粗末様です」 うう、美味しかった。 太っちゃっても仕方ないと思うの、これ。 「気に入ってくれたなら良かったらまた来てね。俺たちいつもここで食べてるから」 「あ、ありがとうございます」 さすがに何回もは申し訳ないけど。 たまに。 たまぁに、来ても良いかな? <next story*病弱スノーホワイト> ≪≪prev しおりを挟む back |