屁理屈に屁理屈で返さないでくれますか?
 命令なのにお願い口調なんですか?

 明日の買い出し……バーベキューのか。
 結局明日って誰が来るんだろう。


「あ、僕はいいよ……手伝う」
「アリガトネ!」

 ヒロ、いい子だ。ボブ声でかい。
 
「……じゃあ私も行くよ。4人でいいよね?陽那といちるは、2人で遊んできていいよ」


 付き合いたてだし、2人の時間って大切だよね。
 2人と別れて、しばらく歩く。なんだか気まずい。

 学校の近くに大きなスーパーなんてあったのか。ボブの家もこの近くなのかな。


 申し訳程度にがらがらとカートを押していく。横にいる五十嵐をちらりと見ると視線に気が付いたそいつはにこりと笑って首を傾けた。



「なぁに? 俺の顔に何かついてるかな?」
「すんごい気持ち悪い作り笑顔なら張り付いてるけど」
「ははは」


 笑いごとか。


[3/8]

[*prev] [next#]
[mokuzi]
[しおりを挟む]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -