zero
それは確かだった。
信じられないかもしれないけれど、本当だった。
――私は死んだ。
校舎が燃えた。
私のクラスは逃げ遅れてしまったんだ。
おそらく、火の元が近かったんだろう。
クラスメートがどうなったかわからない。
ただ確かに「私は死んだ」。
そのはずだったのに。
私が次目を覚ました場所は。
なんてことない、いつも通りの教室だったんだ。
「さぁさぁ、王様ゲームを……始めましょうか」
その1言から、この奇怪なゲームは始まった。
Osama Game
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