戦争シリーズ

縛りプレイ小説お題ったー
http://shindanmaker.com/467090


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刹那へのお題は〔君を忘れて〕です。
〔直喩禁止〕かつ〔「声」の描写必須〕で書いてみましょう。
(刹那→珠希)



時間が経つにつれて君の記憶が薄れていくのがわかる。
綺麗だった気がする声なんてもう思い出せるはずなくて。
きっと弟のあいつと似ている声なんだろうけれど。
死んだ人間の事は声から忘れていくだなんて、誰かが言っていた気がする。

「虚しいな、」

太陽みたいな君の笑顔さえも、もう思い出せやしない。


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春樹へのお題は〔たった一つの冴えた死に方〕です。
〔「!」の使用禁止〕かつ〔「黄」の描写必須〕で書いてみましょう
(春樹→桃代)



薬物に溺れて、幸せそうに土色の顔を歪ませる彼女。
薬のせいで死期が近いことがわかっていないのは、彼女くらいだ。

「それ、飲んで幸せなの」
「あぁ、とても」
「そう、それなら」

それなら、それが原因で死んでしまっても彼女は幸せだろう。
俺が止めたところでもう手遅れなのだから。

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