異常ではなく気が触れてもいない、そんな普通が欲しかった。わざわざ食事にこれだけの配慮を必要としない。そんな自分に生まれたかった。本当、自分の性質が嫌になる。浅ましいこの胃袋も愚かしい歯も口も、それを貫く手もいらない。
かくして俺は毎度、食物連鎖を打ち止めている気分になるのだった。



どうやって生命活動を止めさせるのかなんて気がついたらもう心得ていた。そうなるように、初めから用意されていたように。
食い込ませたエナメルをカコリと顎を鳴らして離す。














今日アップした企画提出の京拓の没になった剣城視点。
途中なんで拓人君出てきてない(笑)




2012.06.16 (Sat) 17:29


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