「この世にいらないものなんてないって言うけど、そんなの嘘だ。綺麗事だ」
「…そうだな」
「やけに淡白だね」
「『不幸よサヨナラ』」
「え」
「そんな世界が、あったら、お前は行きたいか」
「…興味あるね」
「そうか」
手を差し出された。俺はややゆっくり手を取ると、ゆっくり歩き出す。
本当に存在するってことでいいのだろうか。まあ、剣城君がいれば俺はそれでもいいや。
とある曲をモチーフにしました。
2012.05.20 (Sun) 12:56
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