「いやです、分かるでしょう、」
「ん?何がさ」
「人には見られたくないところがあるのですよ」
「そうだね、でも僕は知りたいのさ、」
「やめ、て」
「君を知りたいのさ」
「理不尽に人を死なせてしまうのはもういやなんですよ…」
「つまり僕はそれでもいいから君の素顔を知りたいんだね」
「とんだ探究心ですね…」

僕はそれを聞いた瞬間彼を抱き締めた。一体この気持ちは、探究心で片付くのかどうなのか。




2013.08.20 (Tue) 17:28


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