「死ねって思うときがあります」

そう。

「でもそれって俺が意外とあんたのことが大好きだからなんだよな、とも、思います」

知ってるとも。ああ。

「好きです、きっと」

…きっと、ね。ふん。
きっとだなんて軽くて幻想じみた言葉なんだろうな。何で人間はそう言うことを覚えたのか。何故そんな意味を与えたのか。
狩屋、お前はもう少し永く生きろよな。俺ってやつについて懸命に学んでくれ。俺の勉強してくれ。
その間俺は無言であった。




2013.04.19 (Fri) 16:34


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