「また死んじゃうんだ」
「は」
「また、あの交差点で先輩、死ぬんだよ」
「何、夢でも見たのかよ?」
「違いますよ」
「じゃあ何だよーモヤッとボールー」
「だからまた、あの交差点で、道を抜けたあそこで、あんたは」

全てを知っているであろう先輩は無知に笑った。『いつも』はそんなに無邪気に笑わないクセに。
こんなときだけ。




2012.08.22 (Wed) 10:37


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