黙っていても関係が無い訳だ。別に俺が選択するんじゃないから。あの人がふと強い感情を出せばそのままそれが俺に飛んでくる。それだけだ。
いや、俺としては『それだけ』で済むことじゃないけど。
でも最近じゃあもう、
其処まで考えていたところで恒例の閃光が俺目掛けて飛んできた。

「…あ、えと……その、…」
「……いや、そんな顔しないでくださいよ。」
「……だって、もう12発だ」
「慣れましたよ」
「…!剣城がマゾに目覚めた!」
「違う!」
「すまん、冗談だ」
「取り敢えず他に被害が無ければそれでいいじゃないですか」
「そうやって背中を丸める」
「違います、正直な話嬉しいんですよ」
「……やっぱりマゾに」
「違いますって!」

だってそれだけ、あんたは俺が好きだってことなんだろ。
でも自信のない俺はそんなことは言えない。














レーザービーム拓人君




2012.07.25 (Wed) 08:17


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